日本

希望成為促進地方關係人口增長的橋樑。 「Foot path」學生團體在滋賀縣東近江市開展活動

地域の関係人口を増やす架け橋になりたい。「フットパス」学生団体が滋賀県東近江市で活動
近期活動報導 ( 最近の活動レポート )
學校(学校) | 龍谷大學Foot Path計畫,龍谷大學校長室(宣傳部) 龍谷大学フットパスプロジェクト、龍谷大学学長室(広報) 作者(著者) | 同上。どうじょう
117閱讀數(閲読)

「Foot path」源自英國,是指在當地的森林、街道等自然景觀中漫步,享受原始風貌的小徑。由法學部牛尾教授指導的研討會成員組成的「龍谷Footpath計畫HAT」旨在增強地方的關係人口,並定期舉辦Footpath活動。

2023年,該計畫在春季和秋季於滋賀縣東近江市成功舉辦了活動。以下是我們訪問了四名成員,了解他們如何籌劃活動、現場情況以及未來展望的內容。

「フットパス」とは、イギリスを発祥とし、地域の森林や街並み等ありのままの風景を楽しみながら歩く小径(こみち)のことです。
法学部 牛尾ゼミの有志15名のメンバーによる団体「龍谷フットパスプロジェクトHAT」は、地域の関係人口を増やすことを目的とし、フットパスのイベントを開催しています。
2023年は春と秋に滋賀県東近江市でイベントを実施。今回はメンバーの4名に、開催までの経緯やイベントの様子、今後の展望をお聞きしました。

【地方創生的關鍵在於與當地及當地人建立長期關係的「關係人口」】
「龍谷Footpath計畫HAT」於2017年4月由法學部牛尾洋也教授指導的研討會成員啟動。計畫名稱中的「HAT」代表「對話、漫步、品嚐」三個活動的首字母。與一般的健行活動不同,Footpath活動強調與當地居民的密切互動,並在此過程中享受步行的樂趣。

我們定期舉辦的活動,旨在擴大地方的關係人口。所謂「關係人口」,並非僅限於觀光的交流人口或定居的常住人口,而是指與地方建立多樣化聯繫的各類人群。地方創生的關鍵在於通過活動等方式,吸引更多的“地方粉絲”——即增加關係人口。
自計畫啟動以來,「龍谷Footpath計畫HAT」與地方政府及生態旅遊相關團體積極合作,並努力增加關係人口。雖然在疫情期間活動暫停了三年,但我們終於在本年度復辦了這項活動。

【地方創生のカギは地域や地域の人たちと継続的に関わる「関係人口」にある】
「龍谷フットパスプロジェクトHAT」は、2017年4月より法学部牛尾洋也ゼミの有志により始まったプロジェクトです。「HAT」は「はなす・歩く・食べる」の頭文字。一般的なウォーキングイベントと異なり、フットパスのイベントでは、地元の人々と密接に関わりながら歩きます。

私たちは、地域の関係人口の拡大に向けたイベントを定期的に開催しています。関係人口とは、観光で訪れる交流人口でも移住する定住人口でもない、特定の地域に多様に関わる人々のことを指します。地方創生のカギは、イベントなどを通して継続的に足を運ぶ“地域のファン”=関係人口の増加にあると考えます。

「龍谷フットパスプロジェクトHAT」は発足時より、地方自治体やエコツアー関係者たちと連携をとり、関係人口を増やす取組をおこなってきました。コロナ禍の約3年間は活動を休止していましたが、私たちの代からようやくイベントを復活させることになりました。

【拜訪內閣府及滋賀縣政府,探討Footpath活動的潛力】

【内閣府や滋賀県庁を訪問しフットパスの可能性をヒアリング】

圖:2023年3月,我們的學生自發與內閣府聯繫並安排了會議,討論如何通過Footpath活動接觸到具有多樣聯繫的關係人口,並提出若獲得國家資金支持時的計劃。
圖:2023年3月、私たち学生が自らアポイントを取り、内閣府を訪問しました。地域の人々と多様な関わりをもつ関係人口にフットパスがどうアプローチできるかを意見交換し、国から資金を調達した場合のプランを提示しました。

同年11月,我們來到滋賀縣政府的商工觀光勞動部觀光振興局,進行了關於當地觀光政策的聽取會。據悉,滋賀縣整體住宿設施的入住率很高,觀光客人數也達到了預期目標。然而,當地在促進交流人口方面,仍未充分注重與地方持續建立關係。因此,我們希望通過策劃更多活動來發掘滋賀縣的地方魅力,從而促進關係人口的增加。

2022年,我們也參加了熊本縣美里町的Footpath活動並進行了資料收集。當時,參與者主要是50至70歲的女性,她們在與當地居民互動中,不僅欣賞美麗的景色,還享受了輕鬆的戶外活動。活動中的導遊不僅單純傳授知識,還鼓勵參與者進行探索與發現,我們計劃將這一形式應用到自己的活動中。

11月には滋賀県庁の商工観光労働部 観光振興局 シガリズム推進室で、観光施策についてのヒアリングを実施。滋賀県全体としては、意外にも宿泊施設の稼働率が高く、観光客数は目標水準に達しているそうです。しかし、観光客を含めた交流人口は、地域との関係性を継続的に高めることに重きを置いていません。私たちは、継続的に滋賀県に関わる関係人口の拡大に向けて、地域の魅力を発信するイベントを企画したいと考えています。

2022年には熊本県美里町のフットパスイベントに8名で参加し、情報収集をおこないました。参加者は50〜70代の女性が中心で、地元の人たちとの会話や、案内がなければ出合えない美しい景色、気軽なアウトドア体験を楽しんでおられました。ガイドさんは、一方的に知識を与えるのではなく、参加者自身が新しい発見をできるように工夫されており、私たちのイベントでも取り入れようと思いました。

【與自治會及地方團體合作,舉辦Footpath活動】

【自治会や地元団体と連携しフットパスイベントを開催】


2023年11月11日和18日,我們在滋賀縣東近江市的君ヶ畑、和南、杠葉尾三個地區成功舉辦了Footpath活動。這些地區在疫情前曾舉辦過Footpath活動,而這次的活動也重新與當地居民建立了聯繫,並探討了東近江市地方振興的潛力。

東近江市著名的觀光景點是以紅葉見稱的永源寺,然而,由於交通不便及缺乏其他景點,使得這裡難以吸引回頭客。為了舉辦此次活動,東近江市政府的環境部對Footpath活動給予了高度評價,認為這是一種嶄新的生態旅遊形式,能通過介紹較少人知的琵琶湖源流——奥永源寺區域,幫助提升地方的關係人口。
為了順利開展活動,我們事先進行了現地調查,探索各條路徑並了解秋季植物,實地步行並學習所需的知識。在君ヶ畑區,我們拜訪了當地「高松會」運營的交流館,館內展示了珍貴的歷史書籍及1930年代的老照片。根據春季活動的問卷反饋,我們進行了討論並改善了路線圖及活動安排。
君ヶ畑區的步道長約4.9公里,吸引了11名參與者。當地「高松會」的成員們為我們介紹了當地歷史,並提供了自製豚汁,受到了參與者的熱烈好評。在和南區,參與者步行了約7公里的路線,沿途可欣賞360度的山頂全景。這次活動在當地自治會及里山俱樂部的協助下,參與者在途中休息時觀察了圖書館內的水族箱,並品嚐了由當地居民製作的便當。

2023年11月11日(土)と18日(土)に、滋賀県東近江市にある君ヶ畑・和南・杠葉尾(ゆずりお)の3エリアでフットパスイベントを開催しました。東近江市は、コロナ禍前に先輩たちがフットパスイベントをおこなっていた地域です。今回は地元の人たちとの関係を復活させ、東近江市の地域活性化の可能性を探りながらの取組となりました。

東近江市の観光スポットとしては、紅葉が美しい永源寺が知られています。しかし、交通アクセスが不便という点や、ほかの見どころが少ないという点で、リピーターがつきにくいことが課題となっていました。イベント開催にあたり、東近江市役所の環境部 森と水政策課からは「フットパスは、新たなエコツアーのかたち。あまり知られていない、琵琶湖の源流である奥永源寺エリアを案内することで、関係人口の増加が見込めるのではないか」と、期待のお言葉をいただきました。

イベントの準備として、現地調査も実施。別の道を探したり、秋の植物を見つけては調べたりしながら、実際に自分たちの足で歩くことで、ガイドに必要な知識を身に付けていきました。君ヶ畑エリアでは、地元の有志団体「高松会」が運営する交流館を訪問。交流館には古くから伝わる貴重な書物や1930年代の写真が展示されていました。春に実施したフットパスイベントのアンケート結果をもとに改善点を話し合い、ルートマップや当日の運営内容に反映させました。

約4.9kmを歩く君ヶ畑コースには11名が参加。「高松会」の方たちからの歴史のお話や、参加者にふるまわれたお手製の豚汁が好評でした。6名が参加した和南エリアは、山頂から360度のパノラマ風景が楽しめる約7kmのルートです。自治会や里山クラブの協力のもと、休憩場所として訪れた図書館で水槽の川魚を観察し、地元の方たちに作っていただいたお弁当に舌鼓を打ちました。


杠葉尾區的路線長約10公里,共有9名參與者。上午我們巡遊了當地集落並參觀了養魚場,午餐時則在「道之駅 奥永源寺渓流の里」享用了特製便當。下午,我們沿著溪流旁的小徑進入山區,發現可食用植物並學習辨識相似植物,最終在仙香谷的美景中欣賞到了迷人的紅葉。
此次活動的成功,離不開當地團體的支持。他們在事前的歷史和自然知識講解、清理路線、提供午餐等各方面給予了我們極大的幫助。

杠葉尾は約10km のコースで9名が参加しました。午前は集落を巡り、イワナを育てる養魚場にも訪問。お弁当は「道の駅 奥永源寺渓流の里」の食堂にて特別弁当を手配してもらいました。午後は、渓流の脇にある林道を歩いて山へ。食べられる植物を発見したり、似ている植物の見分け方を教えてもらったりしながら、仙香谷という絶景スポットで美しい紅葉を楽しみました。
フットパスイベントが成功したのは、地域団体の皆さんのおかげです。事前学習で歴史や自然について教えていただいたほか、ルートの草刈りや当日の昼食提供など、あらゆる場面でご協力いただきました。

【來年繼續舉辦活動,進一步擴大關係人口】

【次年度もイベントを継続し関係人口のさらなる拡大を狙う】


目前我們認為最大的挑戰是宣傳工作。我們將活動宣傳單張放置在滋賀縣大津市的觀光協會及龍谷大學校園內,並在東近江市的生態旅遊信息刊物《ひがエコ》上進行了宣傳。社交媒體上的宣傳也在進行,但由於活動參與者主要來自60至70歲的年長者群體,這些人使用社交媒體的頻率相對較低。因此,我們計劃在露營地等戶外場所放置宣傳單張,並與滋賀、大阪、京都的健行社群合作,進一步推廣活動。

難しいと感じているのは広報活動です。イベントのチラシは滋賀県大津市の観光協会に設置したほか、龍谷大学のキャンパスにも掲示しました。また、イベント情報を掲載していただいた東近江市のエコツアー情報誌「ひがエコ」は県内のアウトドアショップなどで配布されました。SNSでイベント告知もおこなっていますが、フットパスイベントの参加者はSNS の利用率が他の世代に比べて低い60〜70代がメイン。今後はキャンプ場などアウトドア施設にもチラシの設置をお願いし、滋賀や大阪、京都のウォーキングサークルと連携をとることも視野に入れています。


冬季將是準備來年Footpath活動的時期。2023年12月9日與10日,我們在東近江市舉辦了座談會,討論了生態旅遊的發展潛力與未來方向。東近江市的工作人員也表示:“在你們繁忙的學習生活中仍堅持舉辦Footpath活動,我們深感感激。為了回應學生們的熱情,我們會提供更多的協助。”
誠實地說,我們無法確定這些活動是否已經有效增加了地方的關係人口,但所有路線的參與者都表示“非常滿意”,“希望了解更多東近江的歷史”,並表示未來會探索東近江的其他區域。展望未來,專題後輩將接手「龍谷Footpath計畫HAT」,我們希望自己的努力能成為東近江市擴大關係人口的橋樑,並繼續傳播Footpath活動的魅力。

冬は、次年度のフットパスイベントを進めるための準備期間。2023年12月9日(土)・10日(日)には東近江市のホールでシンポジウムを開催し、新しいエコツアーの在り方や可能性について意見交換をおこないました。東近江市の職員さんからは「勉強が多忙ななか、フットパスイベントを継続してもらえることに感謝しています。学生のみなさんの熱意に応えられるよう、私たちもできる限り協力します」という声をいただきました。

正直なところ、フットパスイベントが関連人口の増加に結びついているのか、効果検証はできていません。しかし今回はすべてのコースで、参加者からは「満足だった」「もっと東近江の歴史を知りたくなった」「東近江にあるほかのエリアにも足を運びたい」という前向きなお声をいただきました。来年度以降、「龍谷フットパスプロジェクトHAT」はゼミの後輩が引き継ぐ予定です。私たちの活動が、東近江地域の関係人口拡大への架け橋になることを願いながら、これからもフットパスの魅力を伝えていきたいと思います。

記事のシェア (シェア)