「將廢棄衣物升級再造為家具」使用日本傳統技術和社會合作解決環境問題
概要
不管是已開發國家或開發中國家,衣物廢棄在現代社會是相當嚴重的問題。本文將介紹京都學生團體「京結(京結える)」進行的活動。他們應用日本傳統技術,將廢棄衣物升級再造成家具和雜貨,以解決環境問題。日本和台灣長年以來都擁有類似的社會問題,這門技術能協助兩國的未來發展,希望能在「自然與製作」方面成為台灣與日本的橋樑。(2022年11月執筆)
概要
現在世界では、先進国,発展途上国に関わらず衣服の廃棄問題が深刻になっている。本記事では、日本の伝統技術を応用して、廃棄衣服を家具や雑貨にアップサイクルすることで環境問題に挑む、京都の学生団体「京結える」(きょうゆえる)の活動を紹介する。長年、類似した社会問題を抱えている日本と台湾の今後の発展に寄与し、「自然と物作り」における日台の架け橋となれば幸いである。(2022年11月執筆)
1. 關於「京結」的活動
(1) 介紹「京結」
「京結」成立的目的是「協助在地與自然的魅力邁向未來」,是現任代表藤田政廣於2020年11月成立的學生團體。2022年總共有5名成員,主要以京都為中心,進行循環型社區發展和環境活動。
(2) 開始廢棄問題相關活動的契機
我從小就喜歡自然和製作物品。2021年春天,去京都鴨川散步時,看到川邊有大量的垃圾,後來我便擔任志工好幾個月,到川邊和街頭打掃。然而,我發現這是我無法獨自解決的問題,必須讓更多人關注廢棄問題。
1. 「京結える」の活動について
(1)「京結える」の紹介
「京結える」は「地域と自然の魅力を未来へ繋ぐ」ことを目的として、2020年11月に現代表の藤田政広が設立した学生団体である。2022年現在、メンバーは5名となっており、主に京都を中心に循環型まちづくりと環境活動に取り組んでいる。
(2)廃棄問題に関する活動を始めたきっかけ
私は幼い頃から自然と物作りが大好きだった。2021年の春、京都の鴨川を散歩していた時に、川辺で大量のごみを目撃したことをきっかけに、それ以降、数か月間ボランティアで川や街の清掃を行った。しかし、この問題は自分一人の力では到底解決できないと感じ、まずは多くの人がこの廃棄問題に関心を持つことが必要であると感じた。
2. 本活動細節
(1) 活動整體狀況
「京結」使用廢棄衣物製成的衣磚,製作和銷售家具與雜貨。衣磚混合粉碎的廢棄衣物和自行開發的樹脂(蒟蒻糊等)等開發而成,至今已製作並銷售過椅子、時鐘和杯墊等物品。
2 当活動の詳細
(1)全体像
「京結える」は、廃棄衣服から作ったブロックを用いて、家具や雑貨を製作販売している。ブロックは、粉砕した廃棄衣服と独自開発した樹脂(こんにゃく糊など)を混ぜて開発し、これまでに椅子,時計,コースターなどを製作販売した。
(2) 本活動目的
本活動的目的是打造一個讓在地居民展開行動解決廢棄衣物問題的契機,並讓京都的豐富自然能延續至未來,以「在日常中創造有趣的循環」為願景。
(3) 待解決的課題
處理廢棄問題時,在各式各樣的垃圾中,衣服是大眾日常會使用到的物品,因此我們決定把衣服當作活動的對象。在服裝業中,以下2點是與廢棄衣物相關的代表性問題:
① 大部分的企業和居民,並未針對廢棄衣物引起的問題,進行根本性的防範措施。據說全球每年都會廢棄9千萬噸的衣物,在孟加拉的工廠,有些製作衣物的勞動者日薪僅有3美元。
② 廢棄衣物導致世界規模的環境汙染。
在日本的廢棄衣物中,僅有34%會回收再利用,剩下66%約51萬噸的廢棄衣物,皆被燒毀或掩埋,成為排出二氧化碳和汙染水源的原因。
我們決定在上述課題中,解決特別與居民息息相關的問題。
(2)当活動の目的
当活動の目的は、住民が廃棄衣服問題の解決に向けた行動を起こすきっかけを作ることと、京都の自然の豊かさを未来へ繋ぐことである。ビジョンは「日常に彩りの循環を作る」である。
(3)解決する課題
廃棄問題に取り組む中で、多様なごみの中でも特に衣服は日常で使うことから活動の対象に定めた。アパレル産業の廃棄衣服に関する課題の代表例としては以下の2点が挙げられる。
① 多くの企業と住民が、廃棄衣服が引き起こす問題の根本的な発生防止に取り組めていない。
世界で廃棄されている衣服の量は年間9000万トンとも言われており、バングラデシュでは労働者が日給3ドルで衣服を生産している工場が存在する。
② 衣服の廃棄による結果的な環境汚染が世界規模で発生している。
日本国内で廃棄された衣服のうち、再活用されるのはわずか34%で、残り66%にあたる51万トンは焼却または埋め立てられている。これらは、二酸化炭素の排出や水質汚染の原因となっている。
私たちが解決する課題は、上記の特に住民が関わる課題に定める。
(4) 問題解決模型(暫定)
民眾近年在添購衣物後短時間內就丟棄的問題受到關注。於是,我們決定要將衣服改造為「大家一起長期使用的家具」,更有效地宣導廢棄問題的現況。
(4)課題解決モデル(仮説)
近年、購入した衣類を短期間で廃棄しまうことが問題視されている。そこで私たちは、衣服を「みんなと、そして長く使える家具」に作り変えることによって、廃棄問題の現状をより効果的に伝えられると考えた。
此外,我們希望讓當地居民和企業一同參與這項活動,喚起整個區域和國家等更多人對廢棄問題的重視,進而使地方政府和日本政府能擬定相關政策。
また、この活動を通して住民や企業を巻き込み、廃棄問題の認識を地域や国など大きな規模に広げることで、地方自治体や政府の政策に繋げたい。
(5) 關於衣磚
廢棄衣物磚塊的製作順序如下所示:
①回收衣物 ② 打碎衣物(粉碎成絲狀) ③ 混合樹脂 ④ 放入模型使用成形壓力機壓縮 ⑤ 乾燥3~4天
(5)ブロックについて
廃棄衣料ブロックの製作手順は以下の通りである。
①廃棄衣服を回収する ②廃棄衣服を反毛(糸状に粉砕)する ③樹脂と混ぜる ④型に入れプレス機で圧縮する ⑤3~4日乾燥させる
原料的詳細內容為廢棄纖維66.7wt%、樹脂33.3wt%,密度為0.46g/cm^3。纖維為聚酯、棉、羊毛等,只要是纖維狀,幾乎所有種類皆可製成衣磚。此外,也可使用塑膠、紙、竹、木材和蔬菜等素材混合或代替使用。樹脂則使用蒟蒻糊等水溶性食物纖維和壓克力等熱塑性樹脂。蒟蒻糊在日本江戶時代,以用來做和紙傘等物品的防水加工聞名。樹脂水分蒸發後,透過用機器結合纖維與樹脂,將整體硬化成磚塊。
廢棄衣磚宛如木板般輕盈,就算雙手施加強大力道(10~20公斤)也不會折斷。目前防水方面仍是尚待解決的問題,若要在廚房或浴室使用,必須另外進行防水加工。廢棄衣磚基本上仍留有宛如布的觸感。
(6) 社會合作
我們與企業和學生團體等進行社會合作,彌補不足的專門知識和高度技術。舉例來說,廢棄衣物的打碎作業,我們委託大阪泉州的纖維打碎工廠(井上商店)處理。樹脂則聽取隸屬於日本纖維機械學會的大學教授的意見進行開發。此外,我們也與合作夥伴進行商業模式、專利、開發商品以及銷售等。
原料の内訳は、廃棄繊維66.7wt%,樹脂33.3wt%であり、密度は0.46g/cm^3である。繊維は、ポリエステル,綿,羊毛など、繊維状であればほとんどの種類が使用できる。さらには、プラスチック,紙,竹,木材,野菜などの素材も混合または代用することも可能である。樹脂に関しては、こんにゃく糊などの水溶性食物繊維やアクリルなどの熱可塑性樹脂を用いる。こんにゃく糊は、日本では江戸時代に和紙傘などの防水加工に使われていたことでも知られる。樹脂の水分が蒸発すると、繊維と樹脂が機械的結合を起こすことでブロック全体が硬化する。
ブロックは木板のように軽く、両手で強い力(10~20kg)を加えても折れない。なお防水性にはまだ課題があり、水回りで使用する場合は表面に防水加工を別途施す必要がある。手触りは基本的に布のような感触が残っている。
(6)社会連携
私たちは企業や学生団体等と社会連携を行い、専門的な知識や高度な技術を補っている。例えば、廃棄衣服の反毛(粉砕)においては大阪泉州の反毛工場(井上商店)、樹脂は日本繊維機械学会に所属する大学教授にアドバイスをいただき開発した。その他、事業モデル,特許,商品開発,販売なども同様に進めている。
(7) 經營策略
生產成本高昂及製品銷售利潤低,是纖維循環再利用業界長年來面臨的問題。為了解決這樣的狀況,除了壓低成本之外,必須銷售具有高附加價值的產品。我們的方針是製作符合每位消費者需求的高品質產品。
(8) 舉辦過的活動、市場測試
本活動於2021年8月構思,同年秋天開始花費了半年的時間實驗試作。2022年夏季開始製作家具與雜貨,並多次進行展示、銷售和工作坊等。(詳情請參閱4-1)。
【市場狀況與反應】
・ 大部分購買商品者和工作坊參加者,本來對廢棄問題並不感興趣。
・ 使用白色基底廢棄衣磚製作的雜貨,深受女性好評。
(7) 経営戦略
繊維アップサイクル業界は長年、生産コストが高いことと製品の販売利益の低さが課題であった。これを解決するために原価を抑えるほか、高付加価値のある製品を販売する必要がある。ここで私たちは、一人一人のニーズ合わせた品質の高い製品を製作販売することを方針として定めている。
(8)これまでの活動,市場テスト
この活動は2021年の8月にアイデアを固め、同年秋から半年ほどかけて試作品の実験を行った。2022年の夏からは家具や雑貨の製作、さらには展示,販売,ワークショップ等を複数回実施してきた(詳細は4-1を参照)。
【市場の様子,反応】
・製品の購入者やワークショップの参加者の多くは、元々廃棄問題に興味がなかった人が多い。
・女性には白色基調のブロックを使った雑貨が好評である。
3. 活動結果
(1) 實績
【展示、銷售、工作坊等】
3. 活動結果
(1) 実績
【展示,販売,ワークショップ等】
【媒體演出】每日放送、京都放送、AMITA HOLDINGS
【媒體刊登】讀賣新聞、神戶新聞、纖研新聞、龍谷大學宣傳(2024年度手冊、宣傳影片、官方網站等)
【簡報競賽】獲得「簡報龍 2021」最優秀獎、獲得「KANSAI STUDENTS PITCH GRAND PRIX 2022」優秀獎。
【其他】2020、2022年度 通過龍谷CHALLANGE。參與多場講座
【メディア出演】毎日放送,京都放送,アミタホールディングス
【メディア掲載】読売新聞,神戸新聞,繊研新聞,龍谷大学広報(2024年度パンフレット,広報動画,公式ホームページ等)
【ピッチコンテスト】「プレゼン龍 2021」で最優秀賞を受賞,「KANSAI STUDENTS PITCH GRAND PRIX 2022」で優秀賞を受賞
【その他】2020,2022年度 龍谷チャレンジ採択。複数のトーク登壇
(2) 分析
・這一年來進行廢棄衣磚基礎開發、製作以及銷售商品。
・讓許多本來對廢棄問題不感興趣的人,得知這個問題的存在。
・對循環再利用商品的民眾以年輕世代為中心,其中以20至39歲的女性為最大宗。
(3) 改善點
・我們的目的是創造讓居民處理廢棄衣物問題的契機,目前仍未達成目標,必須從規模、品質以及系統等層面進行改善。
・廢棄衣磚本身帶著少許樹脂異味,重量有些重。
(2)分析
・この1年間で廃棄衣料ブロックの基礎的な開発,商品の製作,販売を行うことができた。
・廃棄問題に興味をもっていなかった多くの人に問題を伝えることができた。
・アップサイクル製品に関心をもつのは、男女の比較的若い年代が中心で、中でも20~30代の女性が最も多い。
(3)改善点
・目的である住民の廃棄衣服問題の解決に向けた行動はまだ創出できていない。これを達成するためには規模,品質,システムなどの面で改善が必要である。
・ブロック自体が少し樹脂の臭いがする上、重量が少し重たい。
4. 關於未來(發展與目標)
為了達成3-2擬定的目標,首先必須繼續進行4-3的改善。此外,我們將持續開發主題,像是將自身的衣服打造成家具等,讓外界更深刻體會到廢棄問題。日後的商品開發,也會使用廢棄衣物製作不倒翁、木芥子人偶、木屐等日本傳統工藝品,我們將與其他企業和學生團體合作,開發新商品。希望將來能活用IT,打造出地方與自然的循環系統,為後代留下美麗的地球。
以上
4. 今後について(展開,目標)
3-2で定めた目的の達成に向けて、まずは4-3の改善を続けていく。また、自分の服が家具になるなど、廃棄問題をより身近に体感できるようなコンテンツを作っていく。今後の商品開発の展開として、廃棄衣料を使用した、だるま,こけし,下駄などの日本の伝統工芸品など、他の企業や学生団体とコラボレーションをしながら新製品の開発に取り組む。将来的には、ITなどを活用した地域と自然の循環システムを構築することで、美しい地球を未来へ残していきたい。
以上