八斗子漁村
基隆市中正区八斗里、長潭里、砂子里
八斗子は基隆市中正区にあり、近くに台湾海洋大学がある。八斗子は、漁村文化、山と海の美しい景色、海洋生態系を有し、海の幸に恵まれている。こうした独特な環境により、八斗子は台湾北部で最大の漁港となり、住民は海中の珊瑚を利用し、海辺での生活に適した、冬は温かく夏は涼しい自然に適応した咕咾屋と呼ばれる「サンゴ礁岩造りの家」を建てるようになった。夜の帳が下りる頃、船はそれぞれ漁り火を照らしながら家路を急ぐ。ヤリイカ釣りやテングサ採り、あるいはカジキ漁は、日常の暮らしそのものと言ってよく、いずれもかつては八斗子の麗しい風景だった。今では、時代の変化により、かつての漁村の豊かな情景は、もう見ることができなくなった。漁村、漁民、漁業には隠された宝が宿っており、台湾海洋大学の教員や学生は地元の人たちと共同で、八斗コミュニティの素晴らしい価値を再発見し、創造しようと取り組んでいる。