宮城県仙台市

宮城県仙台市

仙台市は東北地方最大の都市で、安土桃山時代の1600年に名将、伊達政宗が築城した町である。新鮮な魚介類とおいしい米で知られる宮城県は、独特の豊かな自然環境の中で日本有数の優れたコメを産する。外海の三陸沖では親潮と黒潮が交わり、日本で最も重要な漁場であるばかりか、世界有数の漁場となっている。また、数々の農産物や仙台牛、日本最大規模の華やかな七夕、有名な福袋がある。2011年、宮城県沖でマグニチュード9.0の東日本大震災が起き、宮城県も甚大な被害を受けた。10年が経過し、宮城県はがれきの中から立ち上がった。仙台市は、漁港や漁場のダメージ、産業の衰退、人口の流出、観光客の減少に対応するため、中小企業経営を支援する「財団法人仙台市産業振興事業団」を発足させた。さまざまな地方創生や産業交流、人材育成、国際化の戦略を推進し、地域活性化や産業振興、観光客の呼び戻し、外国人人材の誘致、国際的なビジネス人材との協業を通じて、活力あるかつての仙台を取り戻そうとしている。こうした取り組みのプロセスや各戦略は、「漁港の都」を目指す私たちの地方創生にとって参考となる。

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