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地區合作新樣貌 高知大學地方橋接者 University Block Coordinator(UBC)

地域連携の新しいカタチ 高知大学地域コーディネーター University Block Coordinator(UBC)
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學校(学校) | 高知大學(高知大学) 作者(著者) |
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大學只存在校園中。高知大學打破了這種「理所當然」的常識,在縣內七個地區設置了衛星辦公室。這些地方最前線,目前由四位擔任UBC(高知大學地方橋接者)的教師駐守。這些地方最前線,目前由四位擔任UBC(高知大學地方橋接者)的教師駐守。這些地方最前線,目前由四位擔任UBC(高知大學地方橋接者)的教師駐守。教師派駐在地方,放眼世界上的大學,也是極少見的例子。下文將為各位介紹UBC制度的內容 1)。

大学はキャンパスにあるもの。そんな“あたりまえ”の常識を超えるため高知大学では県内7地域にサテライト・オフィスを設置。その最前線で、UBC(高知大学地域コーディネーター)の4人の教員が活動しています。教員が地域に駐在するという、世界の大学を見ても類のないUBCの取り組みについて紹介します1)。

作為「地區的大學」,高知大學期待成為一所「超級地區大學(Super Regional University)」。為了成為全國頂尖與地區建立緊密關係的大學,我們提出「對地區做出貢獻」作為我們的使命。因此,我們開啟了「KICS(高知大學深耕地方系統(Kochi University inside community system)」化業務。

「地域の大学」として、「Super Regional University」を目指している高知大学。地域と密着した全国トップの大学になるべく、地域への貢献をミッションとして掲げています。そこで立ち上げたのが「KICS(高知大学Inside・Community・System)」事業です。


KICS包含高知大學深入地區的訊息。本校校園集中於高知縣中央地帶,要徹底了解東西橫長、山坡地多的高知縣有何課題或者需求,其實並不容易。為了消除這種「地理阻礙」,本校自2013年度起,於縣內七個地區的縣廳產業振興地區本部內設置了衛星辦公室,派遣UBC常駐其中。

KICSには、高知大学が地域に深く入り込むというメッセージが込められています。キャンパスが県中央部に集中している本学では、東西に広く、中山間地が多い高知県の課題や要望を丁寧に拾い上げることは困難でした。そんな“地理的障壁”を解消するため、本学では2013年度から県内7地域にある県庁の産業振興地域本部内にサテライト・オフィスを設置させていただき、UBCが常駐を始めました。

UBC的角色為接受該地區的諮商,並且將需求傳遞回校內,積極挖掘產學連動和地區合作的課題,並且對地區提出解決課題的各種建議。此外,UBC也負責協助以當地為田野進行之教育、研究活動。

UBCの役割は地域からの相談を学内と橋渡しすること。産学連携や地域協働のための課題の掘り起こしや課題解決のアドバイスなどに取り組みます。また、地域をフィールドとする教育・研究のサポートも行います。

地方上也有許多希望跟學生一起從事地區活化工作的需求,這兩者間的媒合也是UBC的重要任務。對於想要在地方上發展的學生而言,UBC的網路是他們強大的後盾。本校的UBC跟其他大學的橋接者最大的差異,在於我們把「跟地區共同解決問題」列為活動的最高原則。即使跟學生或研究無關,UBC也會努力整合協調來自地區的種種課題。我們的使命是具體體現大學應承擔的社會貢獻。

学生と地域活性化に取り組みたいという地域ニーズは多数あり、そのマッチングもUBCの重要な役割です。地域で活動をしたい学生にとっても、UBCのネットワークは強力な味方です。他大学のコーディネーターとの大きな違いは、地域と一緒に問題解決をすることを活動の第一義としていることでしょう。学生や研究とは関係がなかったとしても、地域から寄せられる課題を総合的にコーディネートします。大学が担うべき社会貢献の具現化を使命としています。

四位UBC各有不同專業背景,他們運用自己的專業,有時也彼此討論,誠摯面對地區的課題。UBC的常駐,幫助大學看見守在原地將無法發現的課題,也實際發起了幾個新計畫。四位UBC每年參與共60件左右的專案。這種有別於以往、跟地區的新關係,也連結到高知大學作為地區學習場域的角色。本文將介紹4位UBC中,負責臺日聯盟的岡村健志副教授和赤池慎吾副教授。

4人のUBCは異なる専門領域を持っていて、専門性を活かしながら、あるいは互いに相談しながら、地域の課題と向き合います。UBCが駐在することにより、大学で待っているだけでは見えてこない課題が浮かび、新たなプロジェクトがいくつも立ち上がりました。4人で年間60件ほどのプロジェクトに関わっています。これまでとは違う新しい地域との関わり方が、地域の学び舎としての高知大学の役割につながっています。本稿では、4名のUBCのうち、日台連盟を担当する岡村健志准教授と赤池慎吾准教授を紹介します。

「最了解地區的第三者 以整體最佳化為目標」

『地域をよく知る第三者として全体最適を目指す』

圖:岡村健志(Kenji OKAMURA) 高知大學新世代地區創造中心 副教授
圖:岡村 健志(Kenji Okamura) 高知大学次世代地域創造センター 准教授

過去執行的哪一項專案印象最深刻?

これまで印象に残っているプロジェクトは何ですか?

岡村/從2014持續到現在的黑潮町官方網站營運協助專案 2)。起初接收到的需求是想改版網站,於是我開始參與網站企畫跟製作。不過我們往往會看到網站雖然架好了,但內容久久沒有更新的狀況。假如沒有明確釐清要透過網站傳達什麼,那麼網站本身可能成為一個做完了事的空架子。於是在企畫的最初,我先跟黑潮町的負責人一起思考,該如何運用網站。

岡村/2014年から現在も続いているプロジェクトで、黒潮町公式サイトの運営支援です2)。最初はサイトをリニューアルしたいということで、企画とプロデュースとして参画しました。ただ、サイトを作ったはいいが、中身の更新がされないということが起こりがちです。何を伝えたいかを明確にしないと、作っただけで終わってしまうことになりかねません。そこで、サイトをどのように使いたいのか、黒潮町の担当者と一緒に考えるところから企画を始めました。


網站改版後,跟以前最大的不同就是文章更新的頻率。現在每個月會由專責窗口更新將近50篇文章。支撐這些文章更新的機制之一,就是我也每個月都會參加的編輯會議。在會議上我們會討論上個月網站的瀏覽數、上個月發布文章的迴響,還有下個月預計刊載的文章等等話題。

リニューアル後、最も大きく変わったのが記事更新の頻度です。現在、毎月50本近い記事を専任の担当者たちが更新しています。記事更新を支えている一つの仕組みに、私も参加して毎月行っている編集会議があります。先月のアクセス数はどうだったか、先月投稿した記事の反響はどうだったか、来月はどんな記事を予定しているのかなどを話し合います。

現在也開始運用Facebook、Instagram和Twitter,目標在於吸引到、願意日常關注我們的網路社群使用者。SNS中原本最受重視的是臉書的運用。但是負責窗口強烈表達想開設Instagram帳號。這份想挑戰的意願我認為相當珍貴。於是我跟負責人一起跟黑潮町洽談,希望能同步經營IG帳號。結果我們的IG粉絲人數目前居縣內地方政府之冠。

また、FacebookやInstagram、twitterも始めています。日常的に付き合えるウェブコミュニティの人たちの獲得を目指しました。SNSの中では、Facebookを本命視していました。しかし、担当者たちがやりたいと声を上げたのはInstagramでした。やりたいと思う気持ちは大切です。そこで、担当者たちとともにInstagramも始められるよう黒潮町と話し合いました。結果、Instagramは県内の自治体でフォロワー数1位です。

您在這個專案中擔任什麼樣的角色?

このプロジェクトの中で、どのような役割を担ったのですか?

岡村/我以一個相當了解黑潮町的第三者立場,釐清他們的想法和希望明確,使其「外顯」。同時身為一個顧問,我認為自己的角色應該要不斷追求「整體最佳化」。當事人往往會在決策階段受到各種因素的影響,很難經常保持追求最佳狀況的意識。我認為考量各種情況後追求整體的最佳化,架好梯子方便大家挑戰該做的事,也是自己的工作之一。

岡村/私は、黒潮町をよく知る第三者の立場で、相手の思いや希望を明確にしていく“外部化”という作業を行います。そしてコンサルタントとして、「全体最適」を追い続けるのが役割だと思っています。当事者だと物事の意思決定をする段階で様々な事情が介在するため、常に最適を意識することが困難です。そこで、様々な事情を踏まえながらも全体最適を求め、やるべきことに挑戦するための階段を作るのが私の仕事の一つだと思います。

高知大學在這其中扮演什麼樣的角色?

高知大学としては、どのように関わったのですか?

岡村/我們學校有讓學生體驗UBC活動的「UBC實習生」計畫,我們讓該項計畫的學生也參加編輯會議。其實這個學生自己經營了一個粉絲人數極多的IG帳號。於是我們請學生幫我們開設一堂關於IG的講座,給黑潮町的社群負責人不少建議,並且一起思考活動企畫。對學生來說,也獲得了一次得以活用自己擅長領域的寶貴經驗。

岡村/UBCの活動を体験するプログラムである「UBCインターンシップ」に参加した学生に、編集会議に参加してもらいました。実はこの学生は、自身でフォロワーの多いInstagramを運営しています。そこで、学生にInstagramについてセミナーを行ってもらい、黒潮町の担当者にアドバイスしてもらったり、キャンペーンの企画を考えてもらったりしました。学生にとっても、自分の得意分野が活かせるいい経験をしたと思います。

請告訴我們您今後的抱負。

今後の抱負を教えてください。

岡村/我希望能繼續增加一同擔任橋接者的夥伴。除了大學之外,最好還有地方上的人或者來自地方政府的人。無論老少都可以。橋接者這份工作可以對社會帶來貢獻,假如能多多共享經驗和知識,想必能建置出更有助於解決地區課題的好環境。現在已經有不少地方政府職員,以合作橋接者的身份進駐大學,擔任與地區連結的工作。我希望這樣的角色今後還能繼續增加,也想開設培訓橋接者的講座等相關課程。

岡村/コーディネーターの仲間を増やしていきたいと考えています。大学だけでなく、地域の方、行政の方でもいい。年齢も問いません。コーディネーターという仕事は世の役に立つと思うので、もっと経験やノウハウを共有できた方が地域の課題解決に向けた環境が整うのではないでしょうか。すでに、自治体の連携コーディネーターとして、大学に出向いて地域とつなぐ役割を担う自治体職員も複数活動しています。彼らのような存在が増えればと思いますし、コーディネーター養成講座のようなセミナーも開いてみたいです。

「當地居民的諮詢,促成我對日本遺產的挑戰」

『住民の相談からはじまった日本遺産チャレンジ』

圖:赤池慎吾(Shingo AKAIKE) 高知大學新世代地區創造中心 副教授
圖:赤池 慎吾(あかいけしんご) 高知大学次世代地域創造センター 准教授

過去執行的哪一項專案印象最深刻?

これまで印象に残っているプロジェクトは何ですか?

赤池/跟高知縣中藝地區(奈半利町、田野町、安田町、北川村、馬路村)的朋友一起努力獲得「日本遺產」認定的專案令我印象特別深刻。

赤池/高知県中芸地域(奈半利町、田野町、安田町、北川村、馬路村)の皆さんと一緒に取り組んだ「日本遺産」認定のプロジェクトが特に印象深いです。

跟中藝地區的緣分,始於當地居民前來找我們商量,希望可以把曾經行駛當地的森林鐵道相關記憶記錄下來。首先,人文社會科學部的教師先組成了研究小組,從2015年開始訪談調查。我當時也以橋接者的身份參與其中,至今訪談過共60人,詢問他們出生到現在的生命故事。之後地方人士表示,為了促進地區活化,希望挑戰申請日本遺產 3)。

中芸地域との関わりは、地域にかつて走っていた森林鉄道について、地域住民の記憶を記録したいという相談からスタートしました。まず、人文社会科学部教員で研究グループを組み、2015年から聴き取り調査を開始しました。私もコーディネーターとして参加し、これまでに延べ60人の方に、生まれてから今日に至るまでのライフヒストリーをインタビューしています。その後、地域活性化のために日本遺産申請に挑戦したいという話が地域から持ち込まれました3)。

日本遺產是將當地的文化財和傳統文化,依據其歷史脈絡和傳承、風俗等製作為「故事」,企圖帶動地區活化。地方居民表示希望以大學為中心來製作故事,於是由人文社會科學部的岩佐光廣副教授與我負責統籌。日本遺產審查的通過率極低,可說是一大難關。另外在思考故事時也必須考慮到,審查時除了森林鐵道,還會問及當地現在有何吸引力。為了跟居民們一起思考該地區現在的吸引力,我們經過了多次討論。過去興盛一時的林業逐漸衰退,取而代之的「柚子」產業可說是當地的特徵、魅力所在。我們透過討論跟地方上的居民共同重新認知到這件事。於是,「從森林鐵道到日本第一的柚子之路 柚香燦然的南國土佐、中藝地區景觀與飲食文化」這個故事就此誕生。我們也在2017年,成為高知縣內首次成功獲得日本遺產認定的案例。

日本遺産は、地域の文化財や伝統文化を、その歴史的な経緯や受け継がれている伝承、風習などを踏まえた「ストーリー(物語)」を作成し、地域活性化を図るというものです。このストーリーを大学が中心になって作ってほしいということで、人文社会科学部の岩佐光広准教授と私でまとめることになりました。日本遺産の審査は採択率が低く、とても難関です。しかもストーリーを考える際、森林鉄道だけではない、現在の魅力は何なのかが認定では問われました。そこで、住民の皆さんと地域の今の魅力は何なのかを考えるため、何度も協議を重ねました。かつて盛んだった林業が衰退する中で、新たに「ゆず生産」が盛んになったことは地域の特徴であり、魅力だということを、地域の人とともに再認識することができました。そして誕生したのが、「森林鉄道から日本一のゆずロードへゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化」というストーリーです4)。2017年、高知県内単独では初の日本遺産の認定を受けることができました。

認定為日本遺產之後,跟大學的關係有無改變?

日本遺産認定により大学の関わりは変わりましたか?

赤池/申請日本遺產時進行的訪談調查,我認為是認識一個地區相當具有意義的手法,於是在本校的人文社會科學部開始實施訪談實習。學生在課堂上學習訪談手法和地區基本知識後,到當地去參訪。最後實際進行訪談,撰寫逐字稿、製作報告。如何面對每一個人的人生,這是學生過去從未接觸過的地區交流方式,他們似乎也從中認識到這件事的重要性,後來還有學生自發性成立了專門進行訪談調查的地區活動團體。

赤池/日本遺産申請のきっかけになったインタビュー調査は、地域を学ぶ手法としてもすごく意味があるのではないかと思い、人文社会科学部ではインタビュー実習を開始しました。学生は講義でインタビュー手法や地域のことを学んだ後、現地を見学。実際にインタビューを行い、文字起こしとレポートを作成する。一人一人の人生に向き合うという、これまでにはない地域との関わり方の重要性を学生たちも認識できたようで、インタビュー調査のための地域活動団体を学生自ら立ち上げました。


今後想要嘗試的目標是?

今後、取り組んでいきたいことは?

赤池/現在我放了很多精神在跟台灣的合作上。台灣跟日本一樣有農村人口過疎、過度集中於都市等問題,為了推動地方創生,大學也開始走進社區。我們2019年12月跟國立高雄科技大學簽訂了交流協定,2021年7月也開始準備跟國立台灣海洋大學簽訂交流協定。日本與台灣正開始共享資訊,一同摸索兩校師生今後能共同推進的方向。

赤池/今、私が力を入れているのが、台湾との連携です。台湾も日本同様、農村部の過疎化や都市への人口集中といった課題を抱え、地方創生を進めるために大学も地域に関わる取組を始めています。そこで2019年12月に国立高雄科技大学と交流協定を結び、2021年7月現在、国立台湾海洋大学との交流協定の締結を準備しています。日本と台湾で情報を共有して、互いに学生や教員が一緒に何かできないかと模索を始めたところです。

我很期待兩校學生學習彼此的「地方創生」方法後,進一步推動各大學與所在地區合作的可能性。跨越國境,創造高知與地區的連結,我想這也正是大學才能辦到的地區貢獻。

日本と台湾の学生が互いの「地方創生」を学ぶことで、それぞれの大学の地域連携を発展させる可能性があるのではないかと期待しています。国境を越えて、高知と地域のつながりを作っていくことも、大学ならではの地域貢献だと考えています。

參考文獻、網站
1) 本文為刊載於高知大學廣宣刊物《Lead》之報導摘錄,已獲得轉載許可。出處:高知大學,地區合作新樣貌,《Lead》,No.32, pp.1-3, 2020.
http://www.kochi-u.ac.jp/_files/00141697/2020_1.pdf
2) 請參閱黑潮町官方網站。https://www.town.kuroshio.lg.jp/
3) 日本遺產相關資訊請參照日本文化廳網站。 http://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/
4) 請參閱中藝地區香橙和森林鐵道日本遺產網站。 http://yuzuroad.jp/index.html

参考文献・URL
1) 本稿は高知大学広報誌「Lead」に掲載された記事の一部を許諾を得て転載したものです。 出典:高知大学, 地域連携の新しいカタチ, Lead, No.32, pp.1-3, 2020.
http://www.kochi-u.ac.jp/_files/00141697/2020_1.pdf
2)黒潮町公式サイトをご覧ください。https://www.town.kuroshio.lg.jp/
3)日本遺産については、文化庁ホームページを参考にしてください。
http://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/
4)中芸のゆずと森林鉄道日本遺産ホームページをご覧ください。
http://yuzuroad.jp/index.html

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