2025年 日台大学地方連携及び社会実践連盟 首脳会議及び国際研究会(高知)を開催

2025-09-26 著者 / 高知大學
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2021年の発足以来、日台大学地方連携・社会実践ネットワークは、日台間の大学交流と地域社会への実践的貢献を目指して活動を続けています。2025年9月4日、会長校を務める高知大学の主催により、ネットワーク初となる日本開催の「地方連携・社会実践首脳会議および国際研究会」が高知市で開催されました。日本と台湾の10大学から研究者や学生が一堂に会し、地方創生、防災、文化実践、産業振興など多様なテーマに基づく発表と交流が行われ、国境を越えた協力と地域イノベーションに新たな息吹をもたらしました。これまでの成果を振り返るとともに、日台の大学が共に歩む未来に向けた新たな一歩が刻まれた意義深い機会となりました。

2021年11月の設立以来、日台大学地方連携及び社会実践連盟(以下、日台連盟)は、日台間の学術交流と地域社会への実践的貢献を目的に、教育・研究・産業振興の分野で協力を深めてきました。

2025年9月4日、高知市の高知会館にて、日台連盟による「地方連携及び社会実践 首脳会議及び国際研究会」が開催されました。これは、2024年9月に高知大学が日台連盟の会長校に就任したことを契機に、初めて日本で開催された記念すべき会です。

本会議・国際研究会には、日本の4大学(高知大学、信州大学、千葉大学、龍谷大学)および台湾の6大学(国立曁南国際大学、国立台湾海洋大学、国立成功大学、国立高雄科技大学、国立中山大学、東海大学)から、研究者・学生・関係者など総勢150名以上が参加しました。

国際研究会では、地方創生、防災、文化実践、食品産業など多岐にわたるテーマについて、研究成果や地域での実践事例が発表されました。基調講演では、馬路村農業協同組合・元組合長の東谷望史氏が「馬路村ゆずを活かした地域ブランド」について講演し、台湾の研究者との間で活発な意見交換が行われました。また、休憩時間には高知大学裏千家茶道部による抹茶のふるまいや高知銘菓の提供があり、参加者同士の交流を深める場となりました。

午後には2回目となる首脳会議を開催し、日台の大学間の連携はさらに強化され、地域社会に根ざした教育・研究の実践が新たな段階へと進展しています。今後も、日台連盟では日本・台湾の大学が協力し、持続可能な地域づくりに貢献してまいります。

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