臺灣

COVID-19疫情下的大學社會責任實踐

COVID-19流行下における大学の社会的責任の実践
方案推動與歷程分享 ( プログラム&プロセス紹介 )
學校(学校) | 東海大學(東海大学) 作者(著者) | 詹家昌(詹家昌)、鄭期緯(鄭期緯)
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東海大學秉持立校精神,長期關注社會議題及積極投入各類社會實踐。自2017年鎖定高齡議題,以系統觀點切入社區高齡議題,嘗試建構在地高齡服務之多元支持系統,用以協助正在社區中提供高齡服務的在地組織。計畫目標是建構開放式養生村,願景則是讓高齡者真正落實在地老化與活躍老化,自2017年來的發展階段區分可見圖1

東海大学では創立精神をモットーに、長い間社会的問題に関心を寄せ、各種社会実践に積極的に取り組んできた。2017年からは高齢問題にしぼり、体系的な観点で地域の高齢問題に切り込むことで、地元の高齢サービスを支える多元的な体系の構築を試みている。地域型のシニア共食サービスを対象に、より健康で適切な献立設計を導入する共食体系、支援スタッフの訓練とマッチングを行うボランティア支援体系、学内外のリソースを活用し、高齢者の参加に適した活動を設計する活動支援体系、全支援体系を統括し、最善の決定を行う運営管理体系などの構築により、現在地域で高齢者サービスを提供している地元組織をサポートしている。本プロジェクトの目標は開放型養生村の構築、ビジョンは真のエイジング・イン・プレイス(高齢者の地域居住)とアクティブ・エイジング(活動的な高齢化)の実現である(2017以降の発展段階は図1を参照)。

圖:圖1 東海大學USR計畫發展重要里程碑
圖:図1 東海大学USRプロジェクト発展の重要なマイルストーン

所謂的「開放式養生村」,是強調不侷限於物理空間限制,讓高齡者居住在自身最熟悉的家 戶或鄰里中,卻能接受多元服務與活動、強化社交網路與人際互動、促進樂齡教育參與、掌握與 維持自身體適能與健康狀態、享有平衡與適切的營響攝取,及增強與跨世代的交流與共學可能性。現階段,東海大學推展的開放式養生村,成員組織乃是以東海大學周邊9個里、4個社區協會 以及東海大學組成,相關機制如圖2所示,期許透過「共生」、「共好」、「共享」、「共老」四大理念,達到安心、安全、安生的在地安老新模式。

ここでいう「開放型養生村」とは、空間的制限にとらわれず、高齢者にとっては住み慣れた家や地域でありながらも、多様なサービスや活動の提供、社交ネットワークと対人交流の強化、シニア教育への参加促進、自身の身体能力と健康状態の把握と維持、バランスの取れた適切な栄養の摂取、世代間交流と共同学習の促進などが可能な場のことである。東海大学が現段階で展開している開放型養生村のメンバーは、本学と周辺の9つの里、4つの地域自治会 で構成され(関連組織図は図2を参照)、「共生」、「共栄」、「共有」、「共老」の4つの理念をもとに、地域における安全で、安心な、安定した新しい年の取り方を目指す。

圖:圖2 東海大學USR計畫開放式養生村運作架構
圖:図2 東海大学USRプロジェクト開放型養生村の運営構造

因開放式養生村的運作,是建構在東海大學與周遭鄰里及社區組織共同合作的基礎之上,所以如何建立與鄰里和社區組織的信任關係及共做模式,即顯得格外重要。與社區共融共學的精神,在東海大學立校時即植根於學校教育的價值信念中。立基於基督信仰且尊重包容廣大不同文化樣貌的東海大學,校訓是求真、篤信、力行;而徐復觀教授作詞的校歌歌詞中「勞心更勞力,專業復宏通,貫精麤與內外,東西此相逢」,道出東海大學的教育理念對於真善美的追求與致力融合多元文化的精神。因此對東海大學而言,大學投入社區服務不僅具有重大意義,更具有教育內涵及大學與社區共好互惠的重要價值(東海大學社會系,2014)。

開放型養生村の運営は、本学と周辺地域および地域組織との連携の上に成り立っているため、地域や地域組織との信頼関係と連携モデルをいかに確立するかがとりわけ重要になる。地域との融合および共同学習は、創立時より本学の教育価値と信念の中に根付いてきた精神である。キリスト教を基盤とし、さまざまな幅広い文化を尊重し包容する東海大学の校訓は、「真実・信念・実行」である。徐復觀教授が作詞した校歌にある、「労心更労力、専業復宏通、貫精麤與内外、東西此相逢」(心と力を尽くし、幅広く学業を修め、物事に精通し、東西ここに出会う」という1文も、真善美への追求と多様な文化の融合に尽力する本学の教育理念と精神を物語っている。よって、大学が地域貢献に取り組むことは、本学にとって重要な意義があるだけでなく、教育的にも、大学と地域の共栄と互恵の点でも重要な価値をもっている(東海大学社会学科、2014)。

嚴重特殊傳染性肺炎又稱新型冠狀病毒肺炎(Coronavirus Disease-2019,簡稱COVID-19)自2019年12月開始在世界各地傳播,對各國的公共衛生與個人健康產生衝擊,導致為控制COVID-19的傳播與確保國民健康的考量下,各國都先後對人群活動進行控制。2020年時臺灣就曾有部分縣市,因疫情防治考量關閉社區中高齡者習慣參與的社區照顧關懷據點 ,當據點關閉時,平時有持續參與據點活動的長者生活將受到影響,且對部分長者而言,參與據點是其重要生活事件。根據行政院統計資料,在2020年使用關懷訪視的長者有128,235人、電話問安及轉介有144,220 人、餐飲服務有288,664人、健康促進有 13,833,917人(衛生福利部社會及家庭署,2020)。可見當據點關閉時,影響超過數十萬的長者。

厳重特殊伝染性肺炎、別名新型コロナウイルス感染症(Coronavirus Disease-2019、略称COVID-19)が2019年12月より世界各地で蔓延し、各国の公衆衛生と個人の健康に衝撃を与えた。そして、COVID-19の拡大抑制と国民の健康確保のため、人の密集する活動に対して各国で相次いで規制が敷かれた。台湾でも2020年に、一部の県・市が感染拡大防止への配慮から、高齢者が習慣的に参加していた地域内の介護ケア拠点 を閉鎖したことがあった。拠点の閉鎖は、日頃からその活動に持続的に参加していた高齢者の生活に影響を与え、特に拠点に通うことが生活の重要な一環となっていた一部の高齢者にとっては、大きな影響となった。行政院の統計によると、2020年に介護ケア拠点の訪問ケアを利用した高齢者数が128,235人、電話訪問と紹介サービスが144,220人、食事サービスが288,664人、健康増進活動が13,833,917人(衛生福利部社会および家庭署、2020)となっており、拠点が閉鎖されると、数十万人以上の高齢者に影響が出ることがわかる。

當社區場域因疫情防治之故被限制高齡者的參與人數,或社區場域直接被關閉無法使用時,必然對東海大學大學社會責任計劃與開放式養生村的運作產生影響,對此東海學大學社會責任計劃團隊進行多次內部討論,同時不斷與社區端的社區領導者交換意見,共同釐清在COVID-19疫情防治下,社區端及高齡者是否有新的困境或需求,經過討論並在在防疫安全考量下,東海大學大學社會責任計劃與社區端共同操作以下活動。

感染防止対策の関係で、地域の場に参加できる高齢者の人数が制限されたり、あるいは直接閉鎖されたりして使用できなくなると、本学のUSRプロジェクトと開放型養生村の運営にも必然的に影響が及ぶ。そこで、本学のUSRプロジェクトチームは内部で何度も話し合い、同時に地域側のリーダーとも意見交換を行うことで、COVID-19の防疫措置の中で、地域側と高齢者に新たな問題やニーズが発生していないかを共同で明らかにした。議論の結果、防疫上の安全性を考慮し、本学のUSRプロジェクトは地域側と以下の活動を共同で行うことになった。

1. 防疫物資共做與分享:在2020年初,臺灣尚未受到COVID-19的侵襲,但美國當時經歷嚴重的COVID-19疫情,諸多防疫物資都較為不足,口罩是需求甚為急迫的防疫物資之一,某社區端志工隊隊長提出社區很多長輩過往都有裁縫經驗,他們願意一起縫製布口罩,不知道東海大學是否可以協助將布口罩送到美國,因此東海大學聯繫上美國紐約的社區工作者,將這批布口罩送往當地養護機構提供工作人員使用(請見圖3)。到2022年,隨開放式養生村中社區共作商家的增加,東海大學USR計畫團隊邀請部分商家,共同籌備自我防疫物資包,提供給社區中有需求的長者使用。

1. 防疫物資の共同製作と共有:台湾がまだCOVID-19の被害を受けていなかった2020年初頭。当時米国ではCOVID-19の深刻な感染拡大により、防疫物資の多くが不足状態にあり、急を要する物資の一つがマスクであった。そうした中で、某地域ボランティアのリーダーが、地域に裁縫経験のある高齢者が多くいることを受け、一緒に布マスクを製作したいからと、本学に米国へのマスクの発送を依頼できないかという話があった。そこで、本学はニューヨークの地域活動スタッフに連絡し、現地の介護施設従業員のために布マスクを送り届けた(図3を参照)。また、2022年には、開放型養生村で地域づくりに協力する業者が増えたことから、本学のUSRプロジェクトチームは一部の業者に、自己防疫物資パックを共同で準備することを呼びかけ、それを必要のある地域内の高齢者に提供した。

圖:社區長者製作布口罩
圖:図3 布マスクを製作する地域の高齢者

2. 線上青銀課程:在防疫考量下,大學端的學生進入社區端會有安全考量,而社區端長者到據點參與活動也會有安全議題,東海大學經過與社區領導者的討論,進行兩種類型的線上課程,第一種是線上運動課程,這主要是由高齡健康與運動科學學士學位學程的師生協助,藉由視訊方式讓大學生可以帶領社區長者一起運動(請見圖4);第二種則是線上視訊問安,則是樂齡生活與科技學院微學分學程的通識課程,讓學生與不能出門的長者進行視訊聊天(請見圖5)。無論是哪一種課程,都是在社區端志工的協助下架設通訊器材,以利長者能透過網路視訊與大學生互動。

2. 若者とふれ合うオンラインプログラム:COVID-19の感染防止上、大学側の学生が地域に立ち入ることは、防疫上の安全性に不安がある。一方、地域の高齢者が介護ケア拠点で活動に参加する場合も、安全性に問題が生じる。そこで、地域側のリーダーとの話し合いの結果、本学は2種類のオンラインプログラムを開設することになった。一つはオンライン運動プログラムで、「高齢者健康および運動科学学士プログラム」の教師と学生が中心となって、大学生主導で地域の高齢者と共にオンラインで運動を行うというものである(図4を参照)。二つ目はオンライン訪問プログラムで、「シニア生活およびテクノロジー学部」(略して「シニア学部」)ミニプログラムの一般教養課程を利用し、外出できない高齢者と学生がビデオチャットで会話を行う(図5を参照)。両プログラムとも、高齢者がインターネット通信を介して大学生と交流できるよう、地域側のボランティアが通信器材の設置に協力している。

圖:圖4 網路視訊運動畫面
圖:図4 ビデオ通話で運動を行う様子
圖:圖5 網路視訊長者問安畫面
圖:図5 ビデオ通話で高齢者に声をかける様子

3. 遠距競賽活動:在COVID-19疫情中,社區與社區之間的互動同樣受到影響,在USR計畫中本就有跨社區間的競賽或互動性活動規劃,但因疫情影響傳統的實體面對面式活動並不適合辦理,因此改由影片競賽的方式舉辦社區間的健康舞蹈比賽,讓競爭性的活動設計,鼓勵長者願意繼續投入社區活動及保有與他人的人際互動。

3. リモートコンテスト:COVID-19の流行は地域間の交流にも影響を及ぼしている。本学のUSRプロジェクトでは、もともと地域間の競技活動や交流活動を予定していたが、コロナ禍の影響で、従来の対面型活動が開催できなくなったため、動画開催で地域間の健康ダンスコンテストを実施することになった。こうした競技型の活動設計を通して、高齢者の地域活動への継続的参加と対人交流の維持を促している。

4. 簡易版防疫資訊包:在2022年後,COVID-19防疫進入新的階段,無論是防疫資訊、疫情篩檢或防疫物資購買等規定都變動較為快速,相比於在2021年在三級警戒狀態時的單純與單一的規定,長者對防疫資訊的掌握與更新顯得較為不易,因此社區端領導者建議東海大學是否能協助簡化防疫資訊,東海大學USR計畫團隊根據中央流行疫情指揮中心與台中市政府公告的COVID-19防疫指引,針對長者較需要知曉的當前自我防疫建議、COVID-19檢測管道及染疫後處理建議等面向,對防疫資訊進行簡化,並請團隊協同主持人劉醫師進行檢核後,製成電子檔案與海報,提供社區端使用。

4. 簡易版感染防止情報パック:2022年以降、COVID-19の感染防止対策は新しい段階に入り、感染防止情報、スクリーニング検査、防疫物資の購入などに関する規定の変動も頻繁になった。警戒レベル第3級にあった2021年のシンプルな単一規定に比べると、高齢者にとっては情報の把握と更新がより困難になっている。地域側のリーダーはこうした状況を受け、感染予防情報を簡略化できないかと本学に提案した。そこで、本学のUSRプロジェクトチームは、中央流行疫情指揮センターと台中市政府が公表したCOVID-19の感染予防ガイドラインをもとに、高齢者にとってより必要性の高い自己感染予防対策、COVID-19の検査方法、感染後の対処などの点について、簡略化した感染予防情報を作成した。その内容をチームの共同主宰者である劉医師に確認してもらった後、電子ファイルとポスターを作成して地域側に提供した。

從2020年出現COVID-19疫情以來,世界各國都投入大量人力、物力與財力在疫情防治工作中,社會中的各類活動在防疫過程中都受到不同程度的影響,大學社會責任計劃的推動亦不例外,東海大學除努力繼續推展大學社會責任計劃的既定工作,同時也觀察到COVID-19疫情對長者的生活帶來衝擊,如鄭期緯、鄭夙芬、洪婕瑜(2021)所言,在COVID-19疫情中高齡者被迫需要從原本習慣的實體社交網絡中抽離,而更易陷入孤立狀態。因此,東海大學USR計畫團隊嘗試與社區找尋在COVID-19疫情影響下,可以額外操作的活動,讓長者能有不同的人際互動可能,或對COVID-19能有更清楚的認識與準備。當然,這些活動能服務的長者人數不多,但這顯示出東海大學USR計畫團隊在COVID-19疫情影響下繼續實踐自身社會責任的努力。

2020年にCOVID-19が発生して以来、世界各国は感染拡大防止に膨大な労働力、物資、資金を費やしてきた。社会における各種活動も、程度は異なるものの、感染拡大防止の過程でそれぞれが影響を受け、USRプロジェクトの推進も例外にもれることはなかった。そうした中、本学のUSRプロジェクトは既定の仕事の推進を続ける一方で、COVID-19の流行が高齢者の生活に衝撃を与えていることを知った。鄭期緯・鄭夙芬・洪婕瑜(2021)も述べているように、COVID-19が流行する中で、高齢者は慣れ親しんだ実際の社交ネットワークから距離を置くことを余儀なくされるため、一層孤立状態に陥りやすくなる。本学のUSRプロジェクトチームはこうした事態を受け、COVID-19の影響の中にあっても実施可能な活動を、地域とともに改めて模索することで、高齢者に対人交流の異なる可能性を提供し、高齢者がCOVID-19をより明確に認識し、備えができるように活動を行った。もちろん、こういった活動でサポートできる高齢者数は多くはないが、そこにはCOVID-19の影響を受けながらも、本学のUSRプロジェクトが自身の社会的責任の実践を続けようとする努力が現れている。

參考文獻:
衛生福利部疾病管制署(2022)。〈疾管署官網之COVID-19統計數據〉。檢索自https://www.cdc.gov.tw。2022/5/31作者讀取。
東海大學社會系(編)(2014)。 相思林裡的練老師:一位信仰的實踐者。東海大學社會系。
鄭期緯、鄭夙芬、洪婕瑜(2021)。新冠肺炎防疫下社區照顧關懷據點關閉對長者影響之初探。社區發展季刊,175,87-100。

参考文献:
衛生福利部疾病管制署(2022)「COVID-19統計データ」(2022年5月31日取得、疾病管制署公式サイトhttps://www.cdc.gov.tw)
東海大学社会学科編(2014)『相思樹林の練先生:ある信仰の実践者』東海大学社会学科
鄭期緯・鄭夙芬・洪婕瑜(2021)「新型コロナウイルス感染防止下における地域介護ケア拠点の閉鎖が高齢者に与える影響に関する初歩的考察」『社区発展季刊』175、87-100。

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