日本

解決「食物浪費問題」:以校內餐車提供格外品蔬菜

「食品ロス問題」解決へ。学内キッチンカーで規格外野菜のメニューを提供
方案推動與歷程分享 ( プログラム&プロセス紹介 )
學校(学校) | 龍谷大學(龍谷大学) 作者(著者) | 龍谷大學校長室(宣傳)(龍谷大学学長室(広報)) 
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由七名龍谷大學學生組成的團體「NiCHiBle」與深草校區近郊的農家合作,推出採用格外品蔬菜的菜單,以餐車服務提供給學生。另外「NiCHiBle」也進駐尤努斯社會企業研究中心(Yunus Social Business Research Center)的共享辦公室「創業支援空間」,在調整開店時間等方面獲得協助。
本次訪談就企畫宗旨、開店經過及感想,訪問了負責,辻優力同學(管理學院/三年級)、副負責人兼主廚高岸武美同學(國際學院/三年級),以及負責財務的藤原直樹同學(管理學院/二年級)。

龍谷大学の学生7名による団体「NiCHiBle(ニチブル)」は、深草キャンパス近郊の生産者と連携し、規格外野菜を使ったメニューをキッチンカーで提供しています。また「NiCHiBle(ニチブル)」はユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターのコワーキングスペース「創業支援ブース」に入居し、出店日時の調整などで支援を受けています。
今回は、代表の辻 優力さん(経営学部/3年)、副代表・料理長の高岸武美さん(国際学部/3年)、財務の藤原直樹さん(経営学部/2年)に、企画の意図や出店の経緯と感想をお聞きしました。

造訪深草校區近郊農家,了解格外品蔬菜現況

深草キャンパス近郊の農家さんを訪問し、規格外野菜の現状を知る

圖:負責人,辻優力同學(管理學院/三年級)
圖:代表の辻 優力さん(経営学部/3年)

「在探索環境問題的課程中,我們得知格外品蔬菜、食物里程、食物浪費等問題的存在,便開始思考學生能做些什麼來解決。我們想了解農業、食品領域的現況,並希望能主動解決問題,開發利用格外品蔬菜的菜單。在諮詢尤努斯社會企業研究中心,並向校長、副校長傳達意圖後,最終獲得了開店的許可。
透過網路找尋合作農家。在查找深草校區週邊農家的聯絡方式後,透過電話、電子郵件聯絡了伏見、久御山、城陽及淀站週邊的七間農家,獲得『非常樂意支持』的回覆,其中一家農場是由龍谷大學校友所經營,他們甚至慨然表示:『讓我們一起尋找新型態的農業吧。』」(辻同學)
目前為止所提供、採購的蔬菜有胡蘿蔔6公斤、馬鈴薯8公斤、地瓜5公斤、青椒2公斤、青花菜3公斤、茄子5公斤共計六種,總重達29公斤。

「環境問題を探る授業で規格外野菜やフードマイレージ、フードロスなどの問題を知り、解決に向けて私たち学生が何かできないかを考えました。農や食の現場での実態を知りたい、自分たちで問題解決に向けて動きたい、規格外野菜を使ったメニューを開発したいと思い、ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターに相談したところ、学長、副学長にも意図を伝えていただき、出店の許可をもらうことができました。
農家さん探しはインターネットで行いました。深草キャンパス周辺の農家さんの連絡先を調べて電話やメールをしたところ、伏見・久御山・城陽・淀駅周辺の7農家さんから『ぜひ応援したい』と返事がありました。そのうち一軒は龍谷大学OBの農家さんで、『農の新しいかたちを一緒に見つけよう』と言っていただけました」(辻さん)
これまで提供や買取を行った野菜は、にんじん6㎏、じゃがいも8kg、さつまいも5kg、ピーマン2kg、ブロッコリー3kg、茄子5kgと、計6種類・総重量29kgに上ります。

圖:格外品蔬菜購自深草校區近郊的農家
圖:規格外野菜は、深草キャンパス近郊の農家さんから仕入れている

「原本蔬菜若不符合規格大小、重量,就無法進入市場流通,此時會被作為醬汁等二次加工品使用,或是丟棄。如果農家成立法人、擁有自家工廠,便能夠進行二次加工,但若為個人經營,在流通蔬菜的栽培及收穫上便已分身乏術,沒有勞力或時間處理格外品蔬菜。我們曾造訪農地,看到的格外品中有許多蔬菜外觀完整漂亮,無法理解為何要丟棄。」(辻同學)

「そもそも野菜は規格の大きさや重さから外れた場合、市場を通して流通されることはないようです。その場合、ドレッシングなどの2次加工品に使われるか、もしくは廃棄されるかのどちらかになります。法人化して自社工場を持っている農家さんは2次加工ができますが、個人農家さんは流通野菜の栽培と収穫で手いっぱいで、規格外野菜に労力や時間を使うことができません。私たちは畑を訪れて規格外野菜を見せてもらったのですが、なぜ廃棄となるかわからないほど見た目がきれいなものも多くありました」(辻さん)

圖:負責財務的藤原直樹同學(管理學院/二年級)
圖:財務の藤原直樹さん(経営学部/2年)

「我在暑假期間參加了北海道馬鈴薯農場的研習,學到曬太陽後變色或過大的馬鈴薯不會在市場流通這件事,這些格外品馬鈴薯會被加工成澱粉或變成肥料。然而在我們造訪的京都農場,這些格外品蔬菜卻直接被丟棄,讓我感到非常可惜。」(藤原同學)

「夏休みに北海道のジャガイモ農家さんの畑で行われた研修に参加した際、太陽に当たって変色したジャガイモや大きくなりすぎたジャガイモは市場に流通しないことを教わりました。それらの規格外ジャガイモはでんぷんに加工されたり、肥料に生まれ変わったりしていました。しかし、京都で私たちが訪問した農家さんの畑では規格外野菜は廃棄していると聞き、もったいないなと感じました」(藤原さん)

重視味道與份量,拯救蔬菜攝取不足的學生。
「我的老家位於靜岡縣濱松市,是一個自然環境豐富的地區,雖然當地有許多大規模農場,但卻存在著勞動力不足、接班人缺乏等各種問題。但是為了我們的健康,蔬菜是不可或缺的食物,而種植蔬菜的農家也是不可少的存在。我從幼稚園到高中都在踢足球,對我而言食物的份量比品質或味道更重要,而我周遭的朋友則有各種不同想法,有人跟我同樣注重份量而非品質,也有人希望將錢用在衣服、遊戲等興趣上,只要便宜吃什麼都好,不過也有願意付稍高價位吃到美味食物的人,每個人都有自己的價值觀很好,不過儘管如此,我仍然認為盡量多吃蔬菜是比較好的選擇。」(藤原同學)

味も量も重視。野菜不足の学生を救いたい
「実家は静岡の浜松市で、自然が豊かな地域にあります。大規模農家さんが多いのですが、人手不足、後継者不足などさまざまな課題があることを知っていました。しかし私たちが健康に生きていくためには野菜は欠かせませんし、野菜を育てる農家さんもなくてはならない存在です。私は幼稚園から高校までサッカーをしていて、食事は質や味よりも量がほしいタイプ。友人たちに聞くと、私と同じく質より量という人もいますし、服やゲームといった趣味にお金を使いたいから安くすませられればなんでもいいという人、値段が少々高くてもいいから美味しいものを食べたいという人などさまざまでした。それぞれの価値観があってよいのですが、それでもやはり、なるべく野菜はたくさん食べた方がいいと思います」(藤原さん)


「詢問朋友後,我知道許多獨居男學生到為了節省餐費經常吃杯麵、義大利麵,但是如此一來蔬菜攝取不足,對健康不利。在這些幾乎不吃蔬菜的朋友中,有因此瘦得很不健康的人,也有人精神狀態變得脆弱。」(高岸同學)

「友人たちに聞いてみると、1人暮らしの男子学生の多くはカップラーメンやスパゲティをよく食べているようです。その理由は食費を抑えるためなのですが、それでは野菜が不足してしまい健康によくありません。野菜をほとんど食べないという友人の中には不健康に痩せてしまっている人、メンタルが弱ってしまっている人もいます」(高岸さん)

希望藉由食用格外品蔬菜,學生思考食物浪費問題

規格外野菜を食べることで、食品ロス問題について考えてほしい

圖:左方)蛤蜊濃湯丼飯(500日圓)。以洋蔥、胡蘿蔔、馬鈴薯、菠菜、蛤蜊、培根多種食材製作而成。 右方)燉菜丼飯(500日圓)。以茄子、洋蔥、青椒、胡蘿蔔、青花菜、地瓜、番茄等大份量蔬菜製作而成。裡面還有培根。
圖:左)クラムチャウダー丼(500円)。玉ねぎ、ニンジン、じゃがいも、ほうれん草、アサリ、ベーコンと具だくさんに仕上げた。 右)ラタトゥイユ丼(500円)。ナス、玉ねぎ、ピーマン、ニンジン、ブロッコリー、さつまいも、トマトと野菜たっぷり。ベーコンも入っている。

「為了在冬季進行餐車販售,我們從暑假後半便開始不斷試作,試作地點位於深草校區成就館內,一處稱為「宣傳廣場」的廚房,去年在另一個企畫販售麵包時,超過九成客戶都是女性,但這次我們希望男女都能充分吃到蔬菜,因此準備了女性喜歡的蛤蜊濃湯丼飯,以及男性也能滿足的燉菜丼飯這兩種料理。食材雖以格外品蔬菜為主,當中也搭配市售蔬菜,兩種料理都同時講究了味道與份量」(高岸同學)

「冬にキッチンカーでの販売を目指し、夏休み後半から試作を繰り返しました。試作を行ったのは、深草キャンパス内の成就館にあるプロモーションスクエアというキッチンスペースです。昨年度、別のプロジェクトでパンを販売した時にはお客様の9割以上が女性でしたが、今回は男女ともに野菜をがっつり食べてほしいという思いがあり、女性が好きなクラムチャウダー丼と、男性も満足できるラタトゥイユ丼の2種類を用意しました。食材は規格外野菜がメインですが、市販の野菜も合わせています。どちらも、味にもボリュームにもこだわりました」(高岸さん)


餐車是向滋賀縣栗東市一間提供學生優惠價的餐車公司承租;企畫也取得食品製造、販售的營業許可。
在深草校區的首日開店為2022年12月6日,原本計劃在12月舉行三次活動,但其中一天下雨,最後只舉行了兩次,兩次活動都迅速售罄。12月中旬時,我們還參加了在滋賀縣湖南市、由龍谷大學學生經營的耶誕節節慶。

キッチンカーは、学生向けに格安でキッチンカーを貸し出している、滋賀県栗東市の会社からレンタル。食品を製造・販売するにあたり営業許可証も取得した。
深草キャンパスでの出店第1回目は2022年12月6日。12月中に3回開催を予定していましたが、そのうち1日が雨だったため2回の開催となりました。2日ともすぐに完売。12月中旬には、滋賀県湖南市で行われた、龍谷大学生が運営しているクリスマスフェスティバルにも出店しました。

圖:在長袖制服襯衫上印有團體名稱跟口號
圖:お揃いの長袖シャツには団体名とキャッチコピーをプリントした

團體名稱「NiCHiBle」是結合了意味著獨特、奇特、狂熱、生存環境的「NiCHi」,以及意味著「能夠」的英文「BLE」、「蔬菜」的「BLE」所創的新詞;另一方面也是希望我們所創作的料理、想法能夠融入許多人的「日(Ni)」常生活中。口號是「今天也在京都愛上蔬菜」,我們希望龍谷大學的學生在京都度過的這一,能夠因為享受到蔬菜而感覺幸福。
「NiCHiBle」的目的是透過採用格外品蔬菜的料理,讓人們將食品浪費等農業、食品相關問題視為一己之事,認真思考。
「『很高興看到我們當成自己孩子般珍惜栽培的蔬菜有了使用價值,也很開心能讓學生們笑容滿面。』這是來自農家的回饋;品嚐過料理的學生也表示:『雖說是格外品,但吃起來一點問題也沒有,讓我非常驚訝。』然而在過去的三次活動中,可能沒有完全傳達出我們的想法,蔬菜因為外觀不佳而被當作「無法使用」處理,如果把蔬菜置換為人,這就像人因為外貌或個性不同而被排斥是同樣的現象,我相信一定有人因為與眾不同而感到生活不易。為了讓學生們也能思考社會問題,從春天起團隊會提出彼此想法,研究後再次開店。(辻同學)

団体名「NiCHiBle(ニチブル)」は、風変わり、のけもの、マニアック、生息地という意味の「ニッチ」に、〜できるという意味の英語「BLE」とベジタブルの「ブル」を合わせた造語です。自分たちが作った料理や想いが、たくさんの人たちの“日”常に溶けこむようにという願いもあります。キャッチコピーは「今日も 京都で 野菜愛」。龍谷大学生に、京都で過ごす今日という1日を、野菜を食べることで幸せに送ってほしい、という想いが込められています。
「NiCHiBle(ニチブル)」の目的は、規格外野菜を使ったメニューを食べることでフードロスなど農や食に関わる問題を自分ごととして考えてほしいということです。
「農家さんからは『子どものように大切に育てた野菜に利用価値が生まれたことも、学生のみなさんを笑顔にできたことも嬉しい』という言葉をいただきました。メニューを食べた学生からは『規格外とはいえ、ちゃんと食べられる野菜なのに驚いた』という声もありました。しかしこれまで3回の活動では、私たちの想いを伝えきれなかったかもしれません。ところで、野菜は見た目が良くないという理由で“使われない”という扱いを受けますが、人間に置き換えて考えると、外見や個性が違うことで排除されるのと同じだと思います。きっと、人と違うことで生きづらい思いをしている人もいます。春からは学生のみなさんが社会課題についても考えられるように、メンバーのみんなで案を出し合って工夫して出店したいと思います。」(辻さん)
以上

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