臺灣

以永續發展目標(SDGs)設計和平島USR通識課程

持続可能な開発目標(SDGs)に基づく和平島USR一般教養課程の設計
專題文章 ( 特集記事 )
學校(学校) | 國立臺灣海洋大學(国立台湾海洋大学) 作者(著者) | 嚴佳代(厳佳代)
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◆ 一、投入大學社會責任的起點

2017年科技部人文及社會科學發展司提出大學與地方政府跨域治理計畫,時任海大人文社會科學院黃麗生院長號召海大多位教師以和平島為場域共同規畫跨域治理計畫,強調跨場域與跨專業領域兩個重點,從人文、歷史、體育、運動、文創、教育、資訊科技等領域推動打造和平島成為國際旅遊島。雖然計畫最終未獲得補助,但卻奠定了大學社會責任發展的基礎。同年教育部提出「大學社會責任實踐(University Social Responsibility, USR)計畫」,聚焦在地連結、人才培育、國際連結等面向及各項議題,期許USR計畫在大學社會參與中扮演重要角色與推手,鼓勵發揮專業知識及創意,改善學用落差,促進在地認同與發展,進而邁入接軌國際之願景。在黃院長號召下,團隊成員重整旗鼓,聚焦在人才培育與永續發展的議題,重新提案「打造和平島國際旅遊島-社寮文化再現與地方產業佈建」計畫,最終也獲得評審肯定,開始將海大師生與和平島再度連結在一起,也為每位參與計畫的教師在職涯發展中打造一個重要的經歷與社會責任歷程。

◆ 大学の社会的責任への取り組みの起点

2017年、科技部人文及び社会科学発展司は、大学と地方自治体による分野横断型ガバナンスプランを提示した。当時の海洋大学人文社会科学院の黄麗生院長は学内の教員に対し、和平島をエリアとする分野横断型ガバナンスプランを共同で立案するよう呼びかけた。黄院長が強調したのは、分野横断型で専門横断的であるという2点を重視し、人文、歴史、体育、運動、文化・クリエイティブな活動、教育、ITなどの分野から和平島を国際的な観光島にするよう推進することであった。最終的に助成を受けるには至らなかったが、大学の社会的責任を発展させるための基礎を固めることができた。同年、教育部は「大学社会責任実践(University Social Responsibility, USR)プロジェクト」を提唱した。地域とのつながり、人材育成、国際的なつながりなどに焦点を当て、大学が社会に参与していくうえで、USRプロジェクトが重要な役割を果たし、推進者となるよう期待するものである。専門的知識と創造性の発揮を促し、学んだことと実用とのギャップを解消し、ローカルアイデンティティと発展を促すことで、世界につながるビジョンへと向かうことが期待される。黄院長の呼びかけにより、チームメンバーを再編成し、人材育成と持続可能な発展に焦点を当て、「和平島を国際観光島へ−社寮文化の再現とローカル産業の発展」プロジェクトを再提案し、最終的に審査員により承認を得た。そして、大学の教員や学生と和平島を再び結びつけ、参加する教員一人ひとりのキャリア形成に重要な経験と社会的責任を創出することとなった。

◆ 二、和平島的資源與問題

和平島擁有豐富的國際歷史故事與人文底蘊,2011年至2020年三次考古發現和平島原住民文化涵蓋了新石器時代的圓山文化、鐵器時代的十三行文化以及12-19世紀的漢人文化,印證和平島三千年前即就有人居。16世紀時和平島主要居民巴賽族從事農漁產業亦學習海洋貿易,到16~17世紀,和平島成為國際轉口貿易中心是東亞海洋網絡的重要地標,直到16世紀中葉,才逐漸以海港面貌聞世並名為「雞籠」。1626年到1664年間,西班牙與荷蘭人因為和平島重要的貿易位置,陸續占領雞籠。17世紀後期和平島轉口貿易的功能褪色,但吸引眾多漳、泉移民到此定居繁衍。1875年改名為基隆,和平島則被稱為「社寮庄」,1895~1945五十年間,日本人將基隆建設為現代港口,和平島已退居為漁港及運礦碼頭的角色,唯和平島持續發展造船、漁業,並引進琉球漁民,在和平島留下日本殖民文化遺跡。1949國民政府遷臺後,對基隆港進行現代化建設,使之成為航線遍布全球的國際港。1990年基隆港貨櫃量開始下跌,基隆港市當局力求轉型觀光港市,將基隆港定位為「兩岸客貨船及國際郵輪靠泊母港」。

◆ 和平島のリソースと問題

和平島は国際性のある豊かな歴史的エピソードと人文的な厚みがある。2011年から2020年の間の3度の考古学的な発見では、和平島の先住民族の文化には、新石器時代の円山文化と鉄器時代の十三行文化、そして12~19世紀の漢人文化が含まれていることがわかり、和平島には3000年前から人が住んでいたことが裏付けられた。16世紀、和平島の主な居住者であったバサイ族は、農漁業を行うとともに海洋貿易を覚えた。16~17世紀には、和平島は国際的な中継貿易の中心としてて東アジアの海洋ネットワークの中で重要地点となった。16世紀中葉になると、港として広く知られるようになり、「鶏籠」と呼ばれるようになった。1626年から1664年にかけて、スペイン人とオランダ人は、ともに和平島が貿易上重要であるとして、相次いで鶏籠を占領した。17世紀後期、和平島は中継貿易としての機能は衰退したが、漳州と泉州からの移民が定住し、反映した。1875年、基隆と改称され、和平島は「社寮庄」と呼ばれるようになった。1895年から1945年までの50年間は、日本人が基隆を現代的な港湾として整備し、和平島の役割は漁港と鉱物資源の運搬港になったが、造船と漁業の発展は続いた。琉球(沖縄)の漁民が住み着き、和平島に日本の植民地文化の痕跡を残している。1949年、国民党政府が台湾に移った後、基隆港の近代化は進み、世界への航路を持つ国際港となった。1990年、基隆港のコンテナ量は減少し始め、基隆港当局は基隆港を「台中間貨客船と国際クルーズ船が接岸する母港」と位置づけ、観光港への転換を図ろうとした。

然而,和平島雖擁有豐富的海洋自然人文觀光資源,但隨著觀光的發展也衍伸出許多社會發展的衝突,包括:

(一) 產業衰退: 除了早期重要的產業採礦業轉型外,還包括全球漁獲量大量減少及漁船大型化,正濱漁港深度與腹地已不敷現代化漁港使用,導致早期主要產業漁業相關產業大量衰退;也由於造船廠業的轉型,支持和平島早期發展的造船業與相關產業也大量減少。

(二) 人口老化: 由於和平島腹地狹小,早期以漁業及造船業的產業發展加上重要的戰略地位,導致土地開發困難,因此缺乏工作機會與基礎建設,導致青壯人口大量外移,也形成人口老化的問題。

(三) 觀光的興起: 隨著2017年和平島公園由基隆市政府轉移給觀光局後,中央政府計畫經費支持帶起大量人潮,加上正濱漁港彩繪後也帶來許多人潮,更發展出許多的觀光活動與商家。

(四) 大學參與: 從2018年開始,海大USR以和平島駐點,除了應用海大專業協助地方發展外,更多課程帶入學生進入和平島,也為和平島的發展帶來許多契機。

しかし、和平島は海洋、自然、文化的な観光資源が豊かではあるが、観光開発によって、次のような多くの社会開発上の矛盾を生んでいる。

(一) 産業の衰退:かつての重要産業であった鉱業が産業転換を図ったほか、世界的な漁獲高の大幅な減少や漁船の大型化、正浜漁港の水深や後背地が近代的な漁港としての使用には不足であることなどにより、かつての主要産業であった漁業関連産業の衰退をもたらした。造船所の産業転換により、和平島のかつて発展を支えてきた造船業と関連産業も規模が大幅に縮小された。

(二) 高齢化:和平島は後背地が小さく、漁業や造船業が早くから発達しており、島の戦略的重要性などから、土地の開発が難しかった。このため、雇用の機会とインフラ整備が貧弱であり、青壮年層の大量の流失を引き起こし、人口の高齢化問題も生じている。

(三) 観光の振興:2017年、和平島公園が基隆市から観光局に移管され、政府のプロジェクトによる予算措置に伴い、多くの人が訪れるようになった。加えて、正浜漁港のカラフルハウスが人気を集め、さらに多くの観光イベントや事業が展開されるようになった。

(四) 大学の参画:2018年より、海洋大USRは和平島に拠点を置いている。海洋大の専門性を地域発展に生かしているほか、多くのカリキュラムを通じて学生が和平島を訪れ、和平島の発展につながる機会となっている。

◆ 三、課程設計理念與理論基礎

大學社會責任實踐計畫本意是希望讓高等教育走出校園、走入地方,與社區發展、地方產業結合,使年輕人的創意、人力能協助逐漸凋零的地方鄉鎮自主發展在地人史、觀光、經濟,讓人回流,再創生機,最重要的目的則是將大學生留在地方就業。這個概念從日本地方創生將大學定位成地區中心計畫(COC,center of community;COC+,COC for regional revitalization)而來。但各系所專業課程不容易以單一社區為主要場域,學生對於單一場域也應該從基礎認識進階到深化內涵,因此為了讓學生了解場域現況與協助地方發展,作者從2017年開始開設通識課程「海洋觀光旅遊規畫與實踐」,希望帶學生透過場域駐點活動,更深刻體會和平島的資源與面臨的問題,再進一步讓學生用自己的專業解決問題。但有鑑於通識課程模式,課程結束後不易確認課程學習成效與學生對於社區發展貢獻的延續性,以及業者永續概念難以培訓的問題,因此課程設計也透過學生實踐場域社會發展的長期情感與責任心,鼓勵學生繼續關注地方甚至投入地方產業就業,以及企業導師協同教學的模式,強化企業導師永續概念。

◆ 三、カリキュラム設計理念と理論的基礎

大学の社会的責任実践プロジェクトは、高等教育機関がキャンパスを出て、地域に入り、コミュニティの発展や地域産業とつながることを本義としている。これにより、緩やかな凋落傾向にある地域が若者たちの創意工夫やマンパワーにより、人文や地誌、観光、経済面を地域の力で発展させ、人の流れを呼び戻し、新たな機会を生み出すことができるようになる。最も重要な目的は、大学生が地域に残り就職することである。この概念は、日本の地方創生における「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」(COC,center of community;COC+,COC for regional revitalization)から来ている。しかし、各学部・大学院の専門課程はあるひとつのコミュニティを主要なフィールドとすることは難しい。学生も、ひとつのフィールドについて基礎から段階的に認識を深めていく必要がある。そこで、学生がフィールドの状況を理解し、地域発展をサポートできるようにするため、筆者は2017年から一般教養課程に「海洋観光旅行の立案と実践」を開講した。学生たちが拠点に駐在して和平島のリソースと直面する課題をより深く体得し、さらに自らの専門性を問題解決に役立てるということを目指している。しかし、一般教養課程であるため、終了後に学習成果の確認やコミュニティの発展に学生の貢献がその後も生かされているかを確認することは容易ではなく、持続可能性の概念を持った実践者の育成も困難である。そこで、カリキュラムの設計においては、学生がフィールドの社会発展の実践に取り組もうとする長期的な愛着と責任感を通して、継続してそのフィールドに関心を持ち、さらにそのフィールドに就業するよう奨励している。また、社会人を講師に招き授業に参画してもらうことにより、講師のサステナビリティ概念を強くもってもらえるようにする。

「海洋觀光旅遊規畫與實踐」課程透過十二個商家的駐點服務,讓學生了解個案狀況、協助個案經營,針對未來發展提出市場定位,提出國際化以及落實永續發展目標的方案。學生駐點除了協助店家觀光發展外,更重要的是學生與地方的情感連結,以及將大學所學之專業帶進產業,跳脫教科書思維,透過場域實際操作看到大學生的價值,以及和平島居民對於海洋大學共生共存的情感,並以落實聯合國永續發展目標為主軸,搭配觀光人類學概念,帶領學生進到和平島場域與商家共同規畫永續發展目標措施,並以永續發展認證進行目標導向式學習,除了建構學生永續發展意識與推動永續發展能力外,更期望透過業師協同教學,建構企業導師永續發展概念,以其學生離開後也能夠永續經營。

「海洋観光旅行の立案と実践」課程は、12の店舗に駐在してサービスを行うことを通して、学生が状況を理解し、その店舗の経営を手伝い、将来的な発展を視野にマーケットでのポジションを示し、国際化と持続可能な発展の実施という目標に向けた対応策を出すものである。学生は拠点に駐在しながら店舗の観光面での展開をサポートするほか、より重要なのは、学生と地域が精神的に結びつくこと、そして、大学で学んだ専門性を産業に持ち込み、教科書のうえでの発想から抜け出し、現場で実際にやってみることを通じて大学生の価値を見出すこである。さらには、和平島の住民が海洋大学の学生に対し共生や共存の感情を抱き、国連が提唱する持続可能な発展目標の実施を主軸として、観光人類学の概念に沿って、学生は、和平島というフィールドと店舗が持続可能な発展目標に向けた対応策を共同で計画するよう導く。加えて、持続可能発展認証という目標を明確に定めた学習方法を行う。こうして、学生たちが持続可能な発展に対する意識を持ち、持続可能な形で発展していくスキルを高めていくだけでなく、専門家講師と教員が共同で教育に携わることで、専門家講師(制度)が持続可能に発展していくというコンセプトを確立し、学生がフィールドを去った後にも持続可能に運営していけるようにしていく。

該課程除了以永續發展目標(SDGs)認證為基礎外,也應用Kolb(1984)體驗學習理論以及Jordan et al. (2011) 自我完成理論(SCT)概念,整合體驗學習的歷程與心理補償性的行為認知。帶領學生進入大學社會責任場域,讓學生透過具體的經驗體驗,建構對於社會知識的認知,進而透過課程駐點現場觀察與省思,感受社會與自己的關係,並在歸納與形成結論時產生自我完成的補償心態,進而建立對自己該場域的社會責任意識,更透過應用知識於環境中,產生對地方的管家精神與責任感,達到透過體驗學習的自我省思。因此透過大學社會責任的實踐,期望學生能夠循序漸進地從了解社會知識進而了解社會與自我的關係,再逐漸產生社會責任的意識,最終則是建立學生對於和平島場域的管家精神,理論架構如下圖。

このカリキュラムは持続可能な開発目標 (SDGs)による認証を基礎とするほか、コルブ(1984)の経験学習理論とJordanら(2011) の自己完成理論 (SCT)の概念を応用し、経験学習のプロセスと心理補償行為の認知を再構成する。学生を大学の社会的責任という場に導き、学生に具体的な体験や経験をさせることで、社会に対する知識の認識を構築させる。そこからさらに進んで、駐在拠点で行う観察や振り返りを通じて、社会と自己の関係を感じ取るとともに、総括し、結論を出す過程で、自己実現的な代償意識が生まれ、自分のフィールドに対する社会的責任感が生まれる。そしてさらに、その場に対する自らの社会的責任を形成し、知識を環境の中に応用することを通じて、地域の管理人としての心構えと責任感が生まれ、経験学習を通じて自らについて振り返ることになる。これにより、大学の社会的責任の実践を通じて、学生たちが社会に関する知識を理解することから社会と自己の関係を理解するところまで順序よく進み、最終的には、学生が和平島というフィールドに対する管理人としての心構えを持つに至ることが期待される。理論の構成を下図に示す。

圖:自我完成理論應用Kolb(1984)體驗學習圈在大學社會責任實踐(資料來源: 修改自Kolb (1984))
圖:自我完成理論のKolb(1984)の経験学習モデルへの応用と大学の社会的責任の実践(出典:Kolb (1984)を修正)

除此之外,本課程應用體驗學習圈概念到課程實施內容,以及透過心理效果產生學習成效,從帶領學生親身實踐、從問題解決中產生體驗學習、引導學生建立社會責任,最終到產生永續發展意識與行為展現(如圖2)。在體驗學習圈第一階段的體驗-具體的經驗中,帶領學生進行場域認識與導覽,包括和平島歷史人文,產業現況、環境資源、面臨問題等,在前三週的課程系統性的帶領學生認識和平島場域現況,這個階段對學生產生環境暴露效果,讓學生能夠系統性與科學性的獲得社會知識;第二階段的反思內省-觀察與省思中,透過第四週開始的駐點活動讓學生了解駐點的問題,並請學生針對問題探索提案的內容,該階段可以讓學生建構象徵認知,了解駐點活動的角色與課程期望,在這個過程則可以開始理解社會與自己的關係;第三階段歸納-摘要觀念形成總結中,透過學生提案的執行與調整,學生會面對許多挫折與挑戰,這個過程可以讓學生產生內在認知,在面臨問題時了解自身的能力落差,也會在這個過程產生社會責任意識;最後第四階段應用-應用知識與環境中則是在課程最後三周,在方案執行檢討與後續方案銜接後,學生深度了解問題與自身能力上的落差,而在心理上產生補償效應,而產生對於場域的管家精神,對於地方社會問題產生責任感。四個階段完成後,學生會更積極的去投入接觸更多該地區的社會議題,並產生第二個體驗學習圈的循環。

このほか、本カリキュラムでは経験学習モデルの概念を実施内容に応用し、心理的な效果を通して学習の成果を生み出し、学生自らの実践から問題解決のなかに体験学習を生み出し、学生に社会的な責任を構築させ、最終的には持続可能な発展に対する意識と行為の実施へと誘導する (図2参照)。経験学習モデルにおける第1階段の体験、すなわち具体的経験のなかでは、学生を率いてフィールドを知り、案内し、和平島の歴史や人文、産業の現状、環境資源、直面している課題などを認識させる。スタートから3週間は、系統的に学生に和平島というフィールドの現状を認識させる。この段階では、学生に対して、環境に触れることによる効果を生じさせ、系統的・科学的に社会的な知識を吸収させる。第2階段の内省的省察における観察と振り返りにおいては、第4週で開始する拠点駐在の活動を通して、学生に駐在拠点の問題を理解させ、学生に問題に対する提案の内容を検討させる。この段階では、学生に象徴的な認知をさせることができ、拠点駐在活動の意味とカリキュラムが期待しているものを理解させることができる。また、このプロセスにおいては、社会と自身の関係を理解し始めることができる。第3階段の帰納、つまり、抽象的概念化においては、学生の提案による実施と調整を通して、学生は数多くの挫折や挑戦と相対することになる。このプロセスは、学生に内面における認知を生じさせることができ、問題に直面した時に自身のスキルの未熟さを理解する。この段階ではまた、社会的な責任という意識を生じさせる。最後の第4段階の応用、つまり、環境に於ける知識の応用は、カリキュラムの最後の3週である。計画実施の検討と次の計画への接続において、学生は問題と自身のスキルとのギャップを深く理解し、心理的には補償作用が生じ、また、フィールドに対する管理人としての意識が生まれ、地域の社会問題に対する責任感が生まれてくる。4つの段階を終えると、学生はより積極的にその地域の社会的なテーマとの接点を持とうとし、次の経験学習モデルのサイクルに入っていく。

圖:課程實施流程
圖:カリキュラム実施の流れ

◆ 四、課程執行成果

課程實施成果包括學習成效評估、對社區的改變以及學生後續表現三項。

(一) 教學成效分析:教學成效評估分別透過課程前後測分析學生上課前後對於角色認知及場域社會責任會的改變。從圖3前後測比較發現,整體而言各項社會責任(海洋管家精神/OS(t=7.072, p<.001)、環境認識/EU(t=5.418, p<.001)、環境保護/EP(t=8.339, p<.001)以及環境關係/ER(t=4.310, p<.001)均有明顯提升,而環境保護(EP)成長則明顯較多(平均差=.792)。圖4則可以發現上課前後象徵認同SI(t=4.098, p<.001)及內部認同/II(t=6.642, p<.001)均有明顯成長,其中內部認同則成長較多(平均差=.837),代表同學上完課後認為他們應該為地方做更多貢獻。

◆ 四、カリキュラム実施の成果

カリキュラム実施による成果には、学習成績の評価、コミュニティの変化、学生のその後の学習成果の3点を含む。

(一) 学習効果の分析:学習効果は、カリキュラムの受講前後で、学生が役割に対する認識とフィールドにおける社会的に責任をどう変化させたかに基づいて評価した。図3から、前後の比較により、全体的にみて、社会的責任 (海の管理者としての意識/OS(t=7.072, p<.001)、環境認識/EU(t=5.418, p<.001、環境保護/EP(t=8.339, p<.001)そして、環境關係/ER(t=4.310, p<.001)において、いずれも明確な上昇がみられ、環境保護(EP)の成長はの上昇率は明らかに大きいことが分かる(平均差=.792)。図4では、受講の前後における象徴的な認知SI(t=4.098, p<.001)及び内面における認知/II(t=6.642, p<.001)はいずれも明らかに上昇し、このうち、内面における認知の上昇率は明らかに大きいことが分かり(平均差=.837)、学生が受講後に地域のために自らより多く貢献したいと考えていることを示している。


進一步比較象徵認同差異(D_SI)與內部認同差異(D_II)與社會意識的關係發現,象徵認同與內在認同在環境保護提升(D_EP)上關係最強,其次是環境關係(D_ER),環境了解提升(D_EU)則相對較少。表示角色認知對環保影響最大,也影響環境與自己的關係。

さらに、象徴的な認知における差異(D_SI)と内面における認知の差異(D_II)を比較し、社会的意識との関係を見ると、象徵的な認知と内面における認知は環境保護における上昇(D_EP)と最も強い関係にあり、環境関係(D_ER)がこれに続いた。環境に対する理解の伸び(D_EU)は低かった。役割に対する認識は環境保護に対する影響が最も大きく、環境と自身の関係にも影響していた。


(二) 對社區的改變: 本課程經過四年實施,將近200位來自海大各系學生參與駐點實踐課程,也因為學生多元化的專業背景,也為和平島社區帶來實際的改變,包括場域環境改善與重新建設,將阿拉寶灣盛隆商店斑駁的外牆重新粉刷與製作招牌;另外也與社寮社區發展協會共同合作打造和平島旅遊資訊站,將社區長照站與旅遊資訊站結合,讓旅客對於社區的衝擊轉換為助益。同時也將衰退的和平島市場打造成24小時的歷史展覽,讓歷史與現代能夠和平共存;另外也協助商家進規劃永續發展方案、菜單重新設計、店內整理等方案,協助商家轉型與升級;也整合和平島人文歷史與觀光資源,出版和平島歷史與景點專書,並印製中英文版旅遊摺頁,打造友善且永續的國際旅遊島。透過長期師生協助地方發展,讓和平島社區問題逐步提出解決方案。

(二) コミュニティの変化:本カリキュラムの実施から4年が経過し、海洋大各学部の学生200人近くが拠点駐在実践課程に参加した。学生はさまざまな専攻を持っていることもあり、和平島のコミュニティには、環境改善や施設の改修といった実際的な変化をもたらした。阿拉宝湾(アラバオ湾)の盛隆商店は外壁がはげ落ちていたが塗り直し、看板制作も行った。社寮コミュニティ発展協会とは合同で和平島トラベルインフォメーションブースを設置し、コミュニティの介護拠点とトラベルインフォメーションブースを結びつけ、行楽客がコミュニティに与える影響をプラスに転換した。また、寂れてしまっていた和平島市場では24時間の歴史展示を実施し、歴史と現代の平和的な共存を図った。店舗が持続可能な発展計画を立案する際にも支援を行い、メニューの見直しや、店内レイアウトの変更などの計画を通じて店舗のリニューアルやレベルアップをサポートした。和平島の人文や歴史、観光資源をまとめ、和平島の歴史や観光名所を盛り込んだ専門書を出版し、中国語と英語の旅行パンフレットを発行し、旅行しやすく持続可能な国際観光島にした。教員と学生が長期にわたって地域発展のサポートを行ったことで、和平島のコミュニティが抱える問題も徐々に解決策が見いだせている。




(三) 學生後續表現: 除了課程成果外,在人才培育部分也獲得許多重要的成果包括:

(1) 2020及2021年協助學生取得科技部大專生研究計畫
(2) 培育學生團隊獲得大專迴游農村計畫銅牌。
(3) 培育學生團隊獲得2021國泰卓越獎助計畫。
(4) 培育學生獲得2021信義房屋民社造行動計劃大專楷模獎
(5) 協助學生獲得生醫產業與新農業創新創業第三名。
(6) 協助學生活得2021海洋漁村創客松競賽總冠軍。

(三) 学生のフォローアップ:プログラムの成果に加えて、人材育成の分野で以下のような重要な成果を得た。

(1) 2020年と2021年に学生が科技部の「大専生研究学計画」の採択を受ける際にサポートを行った。
(2) 育成した学生チームが「大専生農村回遊計画」で銅賞を獲得。
(3) 育成した学生チームが「2021国泰卓越奨助計画」を獲得。
(4) 育成した学生が「2021信義房屋民社造行動計画大専生楷模奨(模範賞)」を受賞。
(5) 学生が「生医産業與新農業創新創業(バイオメディカル産業・新農業イノベーショントレーニングプログラム)」で3位となった際にサポートを行った。
(6) 学生が「2021海洋漁村創客松競賽(海洋漁村イノベーションコンペ)」で優勝した際にサポートを行った。

◆ 五、結論與建議

該課程目標除了傳遞學生社會責任概念外,也透過永續發展目標認證建構學生應用專業知能在社會發展上,主要學習成果包括: (一)學生產生社會管家精神,願意持續在各領域關心社會發展議題。(二)學生對和平島產生歸屬於責任感,願意持續關注與投入和平島社會發展議題。(三)學生具備永續發展目標概念與規劃技能,能在各領域持續推動永續發展目標。(四)駐點商家將永續發展目標融入營業目標中。(五)商家取得或接受中華永續發展交流協會永續發展目標輔導。(六)透過互動建立和平島社區與海大之信任關係。

◆ 五、結論と提案

本カリキュラムの目標は、学生の社会的な責任の概念を伝えることのほかに、持続可能な開発目標の認証を通じて、学生が専門的なスキルを社会の発展に応用する仕組みを確立することにある。主要な学習成果は以下の通りである。(一)学生が社会の管理人となる精神を持ち、それぞれの分野で社会の発展に関するテーマに関心を持ち続けたいと思うようになった。(二)学生に和平島に対して責任感のような物が生まれ、和平島の社会の発展に関するテーマへ関心と関与を持ち続けようと思うようになった。三)学生は持続可能な発展目標という概念や企画力を身につけ、各分野で持続的に持続可能な開発目標を推進できるようになった。(四)駐在した店舗は持続可能な開発目標を経営目標に取り込んだ。(五)店舗は中華SDGs交流協会による持続可能な開発目標へのアドバイスを受け、または取り入れた。(六)和平島コミュニティと海洋大との間の交流を通じて、信頼関係を構築した。

但由於建構學生社會責任需要系統性的課程與長期實踐的機會,許多USR課程透過一學期的課程才能夠逐漸建立學生環境意識與社會責任,但課程結束後就沒有進階課程繼續在場域實踐,導致很難將課程學習成效延續,因此整合系內甚至跨校課程規劃系統化USR課程模組有其必要性,建議將USR課程分為三階段課程系統。

(一) 意識性課程: 透過對場域的基礎認識,發掘問題與駐點店家學習、發掘社會問題,啟發社會意識、社會場域體驗與互動

(二) 參與性課程: 學習提案與企劃、探討解決方案進行社會問題解決、場域駐點探討問題,彙整問題與提案。

(三) 實踐性課程: 獲得提案補助的團隊再修習第三階段實踐課程、執行社會問題提案、執行獲得補助之提案計畫。

しかし、学生の社会的責任の形成には体系的なカリキュラムと長期的な実践の機会が必要なため、多くのUSRコースでは、1学期のコースを通じることで学生の環境意識や社会的責任を徐々に構築するができるのだが、コース終了後は、現場で実践を続けるためのコースがなく、学習効果の継続が困難な状況となっている。このため、そのため、学科、さらには他校との共同カリキュラムを作成し、体系的なUSRカリキュラム・モジュールを開発する必要がある。USRカリキュラムを次の3段階にシステム化することを提案する。

(一) 意識型カリキュラム:フィールドに対する基本的な認識を通して、問題点の掘り起こし、駐在拠点となる店舗に関する学習、社会問題の掘り起こしを行い、社会に対する意識や社会的なフィールド経験、フィールドとの相互作用を啓発する。

(二) 参与型カリキュラム:学習に関する提案と企画、ソルーションを検討し社会問題の解決を行い、フィールドと駐在拠点の問題点を検討し、問題点と提案を整理する。

(三) 実践型カリキュラム:提案助成を得たチームは、第3段階の実践カリキュラムに進み、社会問題に対する提案を実施し、助成を受けたプロジェクトを実行に移す。

六、參考文獻

1. Kolb, D.A. (1984) Experiential Learning: Experience as the Source of Learning and Development. Prentice-Hall, Inc. Englewood Cliffs, NJ.

2. Jordan, J., Mullen, E., & Murnighan, K. (2011). Striving for the moral self: The effects of recalling past moral actions on future moral behavior. Personality and Social Psychology Bulletin, 37(5), 701-713.

六、参考文献

1. Kolb, D.A. (1984) Experiential Learning: Experience as the Source of Learning and Development.Prentice-Hall, Inc.Englewood Cliffs, NJ.

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