臺灣

透過音樂與地方交陪,譜出大學社會關懷的協奏曲-中山大學音樂系李思嫺老師

音楽で地域に寄り添う、大学の社会貢献協奏曲―中山大学音楽学科・李思嫺先生
專題文章 ( 特集記事 )
學校(学校) | 國立中山大學(国立中山大学) 作者(著者) | 葉維俐(葉維俐)
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圖:中山大學音樂系李思嫺副教授
圖:中山大学音楽学科・李思嫺副教授

【序】

「烏白抐 烏白抐 烏白抐 (オペラ オペラ オペラ)」朗朗上口的副歌響起,大家第一時間想到的是詞曲創作者-中山大學音樂系李思嫺副教授,她是藝術學群下音樂創作類的專家學者,今年(2022)更是思嫺老師在舊左營場域中執行地方創生計畫的第五年了。舊左營位於台灣高雄的南部,通常大家所熟知的是有著高鐵站以及繁華商業區的新左營,它年輕且喧囂著迎來送往來自各地的旅客,而相對古樸且安靜的舊左營,乘載著大江大海歷史的居民們,也有著閩南三百多年的移民聚落,更是重要的海軍軍事重地,因為如此,舊左營的氛圍相對肅靜,而它的平靜安定也體現著落腳城市的歲月靜好。

【序】

「烏白抐、烏白抐、烏白抐」(オペラ、オペラ、オペラ)。口ずさみやすい歌のサビが流れると、作詞と作曲を手がけた中山大学音楽学科の李思嫺副教授のことが頭に浮かぶ。李先生は芸術学群の音楽創作類の学者専門家で、今年2022年は、先生が旧左営地域で地方創生プロジェクトに取り組む5年目にあたる。高速鉄道駅と繁華街で知られ、各地からの旅行客が行き来する若々しく賑やかな新左営とは対照的に、台湾高雄の南部に位置する旧左営は、古風で静かな地域である。波乱の歴史をたどってきた住民もいれば、三百年以上の閩南系移民集落もあり、海軍の軍事要地でもある。こうした背景から、旧左営は比較的厳粛で静寂な空気が漂い、その落ち着いた雰囲気からは、平凡ながらも穏やかな人々の暮らしぶりがうかがえる。

【與舊左營的緣份】

時間回到2017年,思嫺老師加入「科技部(現為國科會)人文創新與社會實踐計畫(HISP)」之前,曾加入中山大學「教育部大學社會責任實踐計畫(USR)」,在執行USR計畫過程中,校方陸續申請HISP計畫,而此計畫成員以跨領域、跨學科的教師組合而成,有管理學院、文學院、社會科學院等教師。2018年,中山大學執行HISP計畫的第一年,因為思嫺老師有著執行USR計畫的經驗,而被邀請加入了HISP計畫左營團隊,自此開啟了思嫺老師與舊左營的連結,音樂的感染力穿透了社區中的族群藩籬,也讓社區的寂靜氛圍中增添活力。

【旧左営との縁】

時間は2017年までさかのぼる。李先生は「科技部(現在の国家科学及び技術委員会)人文イノベーション・社会実践プロジェクト」(HISP)に参加する前に、中山大学の「教育部大学の社会的実践プロジェクト」(USR)に関わったことがあり、USRプロジェクトの実行中に、大学はHISPプロジェクトの申請を続けて提出した。HISPプロジェクトメンバーは、管理学部、文学部、社会科学学部など、分野と学科の異なる教員で構成され、その実行1年目の2018年に、先生はUSRプロジェクトでの経験から、HISPプロジェクト左営チームのメンバーに招かれた。これがきっかけで、先生は旧左営と関わるようになり、民族の垣根を越える音楽の影響力で、地域の静寂さに活気をもたらすようになった。

思嫺老師與舊左營的緣份機遇並非偶然,除了居住地離舊左營很近,場域中的文化及古蹟都是老師所喜愛的,她也回憶以前常常開著車子前往位於左營海軍基地附近的「國立傳統藝術中心-臺灣豫劇團」執行合作案,然而,卻也只是經過了軍眷住宅生活區及閩南移民後代聚落,從來沒有機會停下腳步深入了解這片社區。而甫加入了HISP計畫左營團隊之後,思嫺老師不停地思索如何以自己的音樂專長擾動社區,而對於舊左營有著既熟悉又陌生的感覺,這也促使著她對於這片社區的關懷及好奇心慢慢萌芽。

先生と旧左営の出会いは決して偶然なものではない。住んでいる場所が旧左営に近いほか、旧左営の地域文化と史跡も先生のお気に入りである。先生は昔、連携企画の関係で、よく車で左営海軍基地付近の「国立伝統芸術センター‐台湾豫劇団」を訪れていたという。しかし、軍人家族の住宅地や、閩南系移民の子孫が暮らす集落を素通りするだけで、足を止めてじっくり地域のことを理解する機会はなかったそうだ。HISPプロジェクト左営チームに加入してからは、いかに自身の専門である音楽で地域に変化を起こすかを思案し続け、親近感がありながらもどこか距離感のある旧左営に対し、徐々に関心と好奇心を抱くようになった。

圖:「聲景地圖」展覽
圖:「サウンドスケープマップ」展覧会

【以「聲音」聆聽社區】

音樂,是種感染力很強而能引起共鳴的藝術。而獨特性高、可複製性低的「藝術創生」,並非容易執行的方式,在「地方創生」概念於台灣各地逐漸推廣之際,較少以音樂藝術進行地方創生的行動。思嫺老師的學術專長是音樂創作,除了帶領學生進行音樂性的表演,更重要的是產生新的創作內容以及新的記憶。對她而言,HISP計畫重視場域中創生行動的研究內涵,相較於 USR計畫,更著重把工作焦點從學生與課程上轉移至社區/社會的關注與連結。而將音樂融入日常生活作為創生行動,衍生出新的音樂創作,,再將創作過程與成果轉換成研究理論的建構與書寫,在她的學院音樂專業領域中是較少的課題,是一種自我摸索,也是最大的挑戰,更是需要被關注的部分。

【「音」で地域に耳を傾ける】

音楽は影響力が強く、人々の共感を呼ぶことのできる芸術である。独創性が高く、複製の可能性が低い「芸術創生」は、決して簡単に実行できる方法ではない。「地方創生」の概念が台湾各地で普及しつつある中でも、音楽芸術による地方創生の取り組みは比較的少ないのが現状である。音楽創作を専門とする李先生は、学生を連れて音楽関連の公演を行っているほか、何よりも新しい創作と記憶の創出を大切にしている。先生の考えでは、HISPプロジェクトが重視するのは地域創生の取り組みに関する研究であり、焦点が学生と授業にあるUSRプロジェクトに比べると、地域・社会への関心とつながりに焦点が置かれているという。また、地域創生の取り組みとして音楽と日常生活の融合を図ることで、新しい音楽作品を生み出し、さらに創作過程と成果を研究理論として構築・記述することは、先生が専門とする音楽分野ではあまり見られない課題であるため、一種の模索であると同時に、最大の挑戦でもあり、特に注目されるべき点でもあると言える。

源自於對舊左營場域的土地關懷,以及自身對「聲音」的想像敏銳度,思嫺老師加入HISP計畫之初,便以「聲景採集」的方式蒐集舊左營場域中的地方聲音特色,想起當時跟團隊成員全副武裝的帶著器材在場域中遊走,包含收音麥克風、耳機、錄音機、攝影機、照相機等,引起了許多居民的側目,至今想起來還是很有趣的一段回憶。而他們也在舊左營中的元帝廟廟埕蒐集宮廟活動的環境聲音,以及聖樂團的演奏樂音,並用心地記錄了場域中的文化素材。而這些珍貴的文化素材,除了最終以「聲景地圖」的方式進行聆聽策展,幫助在地人重新認識自己,外來者認識舊左營,思嫺老師也將部份聲景錄音融入在樂器、電聲互動的音樂藝術作品《蓮?偶之漣》,由長笛獨奏家及北管鑼鼓樂師在演奏殿堂中演出。自此,以藝術擾動社區的行動,甚至與社區同樂的初衷,一直都是思嫺老師在舊左營執行地方創生計畫所嘗試的方式。

旧左営に対する関心と、自身が持つ「音」への想像の感性の高さから、先生はHISPプロジェクトに加入した当初、旧左営ならではの音の風景を集める「サウンドスケープ」の収集を行った。チームメンバーと完全装備で、集音マイク、イヤホン、音声レコーダー、ビデオカメラ、写真カメラなどの器材を持って地域を歩き回り、住民に不審な視線を向けられたのも、今思い返せば楽しい思い出である。旧左営の元帝廟前広場では、廟のイベントの環境音と楽団の演奏を収録し、地域の文化素材を丁寧に記録した。これらの貴重な文化素材は、地元の方々の自己再認識と、外部から訪れた方々に旧左営を知ってもらうための手がかりとして、最終的に『サウンドスケープマップ』の形で聞くタイプの展示会が行われた。さらに、先生は一部のサウンドスケープを、楽器と電子音を織り交ぜた音楽芸術作品『蓮?偶之漣』に融合し、それをソリストのフルート奏者と北管打楽器奏者が公演ホールで上演した。芸術で地域に変化を起こし、地域とともに楽しみたい。これは先生が旧左営で地方創生プロジェクトを実行する上で、この時以来ずっと貫いてきた初心である。

【響起創生行動的精彩樂音】

思嫺老師一開始以協同計畫主持人的身份加入HISP計畫左營團隊(又稱「渡・左營」團隊),第二年時轉換為計畫共同主持人暨左營團隊召集人至今。回顧過往四年多豐富的行動方案,思嫺老師的《聲景地圖》聲景採集、《舊埕烏白訥》歌曲創作、《我的故事,我的歌》青銀詞曲共創、《舊城那些人》在地職人紀錄片拍攝等,都是大家印象深刻且具有影響力的創生行動。

https://www.youtube.com/watch?v=LWjUqV9bVjc
《舊埕烏白抐》MV

【多彩な音楽による地域創生の取り組み】

李先生は当初、HISPプロジェクトのコラボレーターとして左営チーム(別名「渡・左営」チーム)に加入し、2年目よりプロジェクト共同主宰者及び左営チーム召集責任者を務め、今に至る。チームはこの4年間で豊富な取り組み事例を積み重ね、音の風景を集めた『サウンドスケープマップ』、歌謡曲『舊埕烏白抐』(中庭でおしゃべり)の創作、若者と高齢者の共同創作活動『我的故事、我的歌』(私の物語、私の歌)、地元職人のドキュメンタリーフィルム『舊城那些人』(旧市街の人々)など、どれも印象深い影響力のある地域創生の取り組みとなった。

https://www.youtube.com/watch?v=LWjUqV9bVjc
『舊埕烏白抐』(中庭でおしゃべり)MV

因執行《聲景地圖》聲景採集行動蒐集到了很多地方聲音素材,思嫺老師表示這項行動與地方的時空變化及經濟產業的轉變有比較直接的關聯,需要深入研究背後原因,倘若將聲景採集的素材視為「藝術」作品的材料,則會需要對於藝術創作的完整「論述」。而在2020年初由李思嫺老師創作《舊埕烏白抐》一曲,堪稱是「洗腦歌」,本首歌以「恰恰」的舞曲節奏,希望為大家帶來愉快的感受,不論是學校成員或者社區居民都會哼上幾句副歌。這首歌的創作動機是因為在地居民向思嫺老師表達「希望有首舊左營的主題曲」,因此老師以團隊成員進入社區的交陪與同樂角度進行創作,歌詞中包含不同的語言(台語、日語、英語),象徵場域中有著不同族群的融合現況,而中山大學HISP團隊與居民們共同在場域中「烏白抐(相聚聊天;攪動)」。

https://fb.watch/g8WMyD6pps/
防疫健身操MV

『サウンドスケープマップ』で集まった多数の地域の音素材に関して、先生は音の風景と地域の時空の変化、経済産業の転換には直接的な関わりがあることから、その背景を深く探求する必要があるとし、また、集まった音素材を「芸術」作品の材料と捉えるなら、芸術創作に関してまとまった「論述」を行う必要があると指摘した。ところで、先生が2020年初めに創作した『旧埕烏白抐』(中庭でおしゃべり)は、楽しい気分を伝えようと「チャチャチャ」のテンポがベースになっており、学校関係者も地域住民もサビを口ずさめるという洗脳系とも言える歌である。創作の動機は、「旧左営のテーマ曲がほしい」と地域住民から言われた一言。そこで、先生はチームメンバーが地域で人々とふれ合い、人々と一緒に楽しむという視点で創作に取りかかった。歌詞に含まれるいくつかの言語(台湾語、日本語、英語)は、様々な民族が融合する地域の現状を象徴し、その住民たちと中山大学のHISPプロジェクトチームが一緒に「烏白抐」(「集まっておしゃべりする」と「地域に変化を起こす」の二つの意味をかけている)を楽しんでいることをイメージした。

https://fb.watch/g8WMyD6pps/
防疫健康体操MV

2021年暑假,臺灣的COVID-19疫情升級至三級警戒,實體的展演受到很大的衝擊,正因為如此,影音的剪輯跟敘事的方式也相形重要,透過網路也更容易傳播,當時團隊成員即透過線上虛擬的方式對於社區居民進行關懷,思嫺老師則邀請了音樂系的同學以《舊埕烏白抐》歌曲編健身操的動作,並納入時下防疫「清洗雙手」的步驟,體現了對於長者的關懷以及防疫觀念的宣導。

2021年の夏休み、台湾では新型コロナウイルスの警戒レベルが第3級に引き上げられ、実際の公演活動に甚大な影響を及ぼした。それだけに、映像による編集と語りも重要さが増し、インターネットを介することで、より広まりやすくなるという利点もあった。当時、チームメンバーはちょうど地域住民のオンラインケアを進めていた最中で、先生は『舊埕烏白抐』の歌を使った健康体操の考案を音楽学科の学生に依頼し、防疫対策の「手洗い方法」も体操に組み込むことで、高齢者への関心を体現し、防疫対策の宣伝に取り組んだ。

《我的故事,我的歌》青銀詞曲共創行動係延續本計畫第一、二年所舉辦之社區說唱大賽 (果貿說唱大賽),而本次活動轉變以公開徵求新創歌詞的方式,行動目的在於「用創作來講述自己的故事」,思嫺老師指出每個時代的故事記憶跟選擇的音樂型態都不同,因此嘗試「以音樂創作來創造新的記憶」。思嫺老師以「特定主題音樂創作」課程,讓音樂系大學生有機會進入左營,認識地方、認識人,也感受社區裡的人寫的歌詞和故事,最終由學生創作出12首詞曲/朗讀創作。其中,思嫺老師最喜歡的一首歌曲《糊裡糊塗愛》,則是由居住於果貿社區中高齡九十多歲的楊趙彩霞女士所提供的詩詞《憶》所創作的一首歌,學生透過楊媽媽與老伴純真愛情的回憶,與左營的地貌交織在歌詞中,是一首感人且溫馨的歌曲。

https://www.youtube.com/watch?v=AmHyp3GXLos
《糊裡糊塗愛》

若者と高齢者の共同創作活動『我的故事、我的歌』(私の物語、私の歌)は、本プロジェクトが1年目と2年目に開催した地域の歌唱大会(果貿歌唱大会)の延長線上にある活動で、それまでのやり方を変え、「自分の物語を創作で語る」ことを趣旨に、創作歌詞を公募する方法を採った。先生によれば、物語の記憶も音楽の形態も時代ごとに異なるため、「音楽創作による新しい記憶の創出」を試みようと考えたという。先生は「特定テーマによる音楽創作」の授業で、音楽学科の学生が旧左営に出かける機会を作り、地域のこととそこの人々にふれ、人々が書いた歌詞と物語について身をもって実感してもらうことで、最終的に学生に12本の歌と朗読作品を創作してもらった。中でも先生が特にお気に入りなのが、『糊裡糊塗愛』(よく分からずに愛した)という曲である。果貿社区に住む、高齢90歳を超える楊趙彩さんが書いた『憶』という歌詞をもとに創作した曲で、楊さんとご主人の愛情の記憶と左営の風景が歌詞の中に織り交ぜられた、温かみのある感動的な曲となっている。

https://www.youtube.com/watch?v=AmHyp3GXLos
『糊裡糊塗愛』(よく分からずに愛した)

《舊城那些人》拍攝的是舊左營廟宇周邊產業的職人紀錄片,這也是李思嫺老師初嘗的行動方案,除了在地「記憶」的考掘,也是「技藝」的考掘。目前已經完成的作品是糕餅職人的紀錄片三部曲,當時前兩部影片是想針對糕餅的不同屬性進行剪輯,像是有些糕餅是蒸煮的方式製作,而有些則需要模具來塑型,而第三部曲是因為中元節節慶才有的糕餅。思嫺老師也指出第二部曲的模具因為敲敲打打而響起了美妙的樂音,也算是一種聲景的展現,而透過大量的影片剪輯,將素材重新組織敘事,是從老師本身創作音樂的經驗而來。透過團隊的記錄並將文化素材以影像的方式呈現,糕餅職人現在則將這三部影片做為他們的「教材」,透過紀錄片與更多人進行連結。

https://www.youtube.com/watch?v=9pN_CUycLzc&t=42s
舊城那些人-傳統糕餅師 (二) 模具邊的甜香悅音

『舊城那些人』(旧市街の人々)は旧左営の廟関連産業の職人を記録したドキュメンタリーフィルムで、地元の「記憶」と「技術」を発掘するこの取り組みは、先生にとってはやはり初の試みである。現在完成しているのは伝統菓子職人を記録した3部作で、前2部では蒸すタイプのお菓子や型を使うお菓子など、伝統菓子を種類ごとに編集し、第3部は中元節特有の伝統菓子を扱っている。第2部の型を使う伝統菓子では、型を叩く音が奏でる美しい音も、一種のサウンドスケープだと先生は指摘する。また、大量の映像を編集し、素材を組み立て直すことで語っていく作業は、先生自身の音楽創作の経験がもとになっている。プロジェクトチームが記録し映像化した文化素材は、今では伝統菓子職人の「教材」3部作として、より多くの人々とのつながりを生み出している。

https://www.youtube.com/watch?v=9pN_CUycLzc&t=42s
旧城那些人(旧市街の人々)―伝統菓子職人(二)型が奏でる甘い音

【回望這四年-大學能夠做什麼?】

執行HISP計畫邁入了第五年,思嫺老師不斷地思索「透過HISP計畫,大學能夠做什麼?」,她也坦言一開始有著雄心壯志,想挖掘地方記憶,保存即將佚失的東西,然而,面臨著地方上的角力與社群網絡關係、時代潮流的轉變等因素,透過逐步的計畫執行滾動修正,在第二年計畫執行之後開始「重新定位自己的角色」。而這個轉捩點正是因為第二年計畫執行中有許多的「展演」擾動方式及行動成果,透過團隊成員蒐集地方文史素材轉譯而成的「展演」,在活動結束之後對於地方的意義是什麼?藉由反思「展演」的意義,也進一步思考「展演如何跑到民間變成日常」?

【4年間を振り返って―大学に何ができるのか】

HISPプロジェクトは5年目を迎えるが、先生は「HISPプロジェクトを通して、大学に何ができるのか」ということをずっと思案してきた。地方の記憶を発掘し、失われようとしているものを保存しようと、最初は高い理想をもって始めたと先生は率直に語る。しかし、地域内の力比べ、ソーシャルネットワークによる人間関係の変化、時代の変遷などの要因に直面したことで、プロジェクトを修正しながら進め、2年目のプロジェクト開始以降は「自身の役割」を見直すようになったという。2年目がターニングポイントになったのは、この時期に「展示公演」による地域に変化を起こすための取り組みと成果が多数あったからで、チームメンバーが集めた地域の文化・歴史素材を再解釈した「展示公演」を開催し、それが地域にとってどんな意義を持つのか、「展示公演」の意義を省みることで、「展示公演を世間の日常に持ち込む」にはどうすればいいかを考えるようになった。

沈澱之後,思嫺老師表示這些「展演」或者大型活動也許不是由大學作為主導角色,大學應該是社區/社會的研究單位,透過行動研究讓學生看到社會真實樣貌,大學就如同一名「中介者」。而團隊成員也可以將更多創生行動力量保留在「陪伴」跟協助「梳理知識/方法」,透過擔任倡議/資源媒合的「中介者」角色,找尋到更適合解決社區/社會問題的單位,大學就如同政府、協會、企業等的「智庫」。

思考の整理を経て、先生は「展示公演」や大規模な活動を主導するのは大学の役割ではないのではないかとし、大学は地域・社会の研究機関として、アクション・リサーチを通して社会の真実の姿を学生に示す、「仲介者」としての役割を果たすべきだとの考えを示した。また、チームメンバーも創生に取り組むエネルギーを「寄り添い」や「知識・方法の整理」のサポートに回すことで、提案と資源の媒介を行う「仲介者」として、地域・社会の問題解決により適した機関を探し求めるなど、政府・協会・企業の「シンクタンク」と同様の役割を果たすことができると指摘した。

思嫺老師也表達利用四年的時間認識一個地方,遠遠不夠,她很喜歡舊左營,很希望有更足夠的時間深入研究這個場域,而讓她體悟最深的是舊左營華麗轉身的契機越來越多,隨著時代潮流更迭,政府的產業經濟佈局影響著地方繁榮與沒落,目前有越來越多的管道與方式讓舊左營被看見,而數位時代下頃刻之間的變化,也讓思嫺老師反思「舊左營還需要大學團隊進行創生嗎?」。

ある地域のことを知るには、4年では時間が全く足りないと話す先生。旧左営のことが好きだから、深く探究するための十分な時間がほしいという。先生にとって特に思うところがあったのは、旧左営が華麗な転身を遂げられるきっかけが増えてきたこと。時代の変遷とともに、政府の産業経済政策が地方の繁栄と衰退に影響し、今では旧左営を知ってもらうためのルートと方法もますます増え、変化の目まぐるしいデジタル時代において、「旧左営に大学チームによる創生はまだ必要なのか」ということを改めて考えさせられたという。

圖:李思嫺老師帶領中山大學音樂系學生至舊左營場域
圖:李思嫺先生の引率で旧左営を訪れる中山大学音楽学科の学生

【尾聲】

當我們談到加入HISP計畫對於自身最大的影響或改變時,思嫺老師不假思索地說:「會更用社會責任的角度思考自己的創作。」也希望未來持續透過創生行動、社會關懷的音樂作品潛移默化學生,將原先所著重的音樂學術創作與教學責任,轉換到社會影響,甚至能夠幫助到人們,創作出具有社會影響力的作品。

【おわりに】

HISPプロジェクトが与えてくれた最も大きな影響と変化についてチームのみんなで話した時、先生は「以前より社会的責任という視点から自分の作品を考えるようになった」と迷わず答えた。今後も引き続き、創生の取り組みと社会に関心を寄せる音楽作品を通して学生を感化し、本来重点を置いていた音楽の学術的創作と教育責任を社会への影響力に変え、ひいては人々の助けになるような、社会的影響力のある作品を創作したいと先生は考えている。

思嫺老師一直都是溫柔又堅韌的強力後盾,她也是在執行計畫過程中擔任「定心丸」的關鍵角色,總是讓團隊成員感到很安心,而更能全力衝刺。若比喻HISP計畫左營團隊所執行的諸多行動,演奏起來就像一首舊左營協奏曲,不論曲長還有多久,思嫺老師已經在她自己內心埋下了社會關懷的種子,同時也期許著未來在學校、場域以及社會中持續傳頌著創生影響力。

チームの心強い後ろ盾を務めてきた優しくたくましい先生。プロジェクトの実行過程で、チームメンバーに安心感を与える重要な役割を果たしてくれたからこそ、チームは全力で突き進むことができた。HISPプロジェクト左営チームが行ってきた様々な取り組みは、さながら旧左営協奏曲を奏でているかのようで、曲の残りの長さにかかわらず、先生の心にはすでに社会貢献の種が植え付けられており、今後も学校、地域、社会の中で創生の影響力を広め続けたいと期待を寄せている。

圖:「渡・左營」團隊夥伴與舊左營在地夥伴於左營創生基地
圖:「渡・左営」チーメンバーと旧左営の地元パートナー(左営創生拠点にて)
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