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國立大學法人信州大學與國立高雄科技大地方創生交流體驗

国立大学法人信州大学と国立高雄科技大学との地方創生交流体験
方案推動與歷程分享 ( プログラム&プロセス紹介 )
學校(学校) | 國立大學法人信州大學大學參與推廣室 国立大学法人 信州大学ユニバーシティ・エンゲージメント室 作者(著者) | 副室長 藤尾宗太郎、室長 林靖人 副室長 藤尾 宗太郎、室長 林 靖人
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概要
本次TJA新聞將介紹國立大學法人信州大學(以下簡稱信州大學)大學參與推廣室(以下簡稱UE室)與國立高雄科技大學(以下簡稱高雄科技大學)間的地方創生交流活動。2024年8月22日(週四)至24日(週六),高雄科技大學訪問團為考察「信州地區區域活化的案例」而造訪長野縣,並由信州大學接待其5名成員,包括李筱倩教授、1名助教和3名學生。

8月23日(週五),高雄科技大學與信州大學的師生在長野縣松本市共同進行以「探索松本市的價值」為主題的實地考察和小組討論。透過日台兩地學生不同的文化視角,針對松本市的特點和價值展開交流,並將討論結果在來訪信州大學的日本文部科學省相關人前發表。本次活動讓雙方學生有機會學習到實踐跨文化溝通和共識形成的經驗。

8月24日(週六),訪問團參訪信州大學的實踐型終身學習計畫、參觀地方創生計畫中的相關地區、體驗地方創生過程中發展出的特色鄉土料理,並與當地居民交流,深入了解信州大學推行地方創生的具體做法和成果。

透過TJA平台,高雄科技大學與信州大學成功促進了「學生交流」、「地方創生案例分享」及「新夥伴關係的建立」。未來,雙方將繼續善用TJA平台,深化互惠合作,推動更多有益的資訊分享與交流活動。

[概要]
今回のTJAニュースでは、国立大学法人信州大学(以下、信州大学) ユニバーシティ・エンゲージメント室(以下UE室)が行った、国立高雄科技大学(以下、高雄科技大学)との地方創生交流体験について報告する。2024年8月22日(木)-24日(日)に、高雄科技大学は「信州における地域活性化の事例」を学ぶべく、長野県を訪れた。信州大学は高雄科技大学から5名の視察を受け入れた(李筱倩教授、Teaching Assistant1名、学生3名)。

8月23日(金)は高雄科技大学・信州大学の教員・学生と共に、長野県松本市内にて「松本市の価値」について考察するフィールドワーク・グループディスカッションを実施した。日台の学生が持つ視点から「松本市の価値」についてグループディスカッションを行い、まとめた内容を信州大学に訪れていた文部科学省関係者の前で発表した。高雄科技大学・信州大学の学生は、異文化とのコミュニケーションと合意形成を学ぶことが出来た。

8月24日(土)は、信州大学が取り組む実践型リカレント学習プログラムを通じて地域活性化へ取り組んだ地域を訪問した。地域活性化の取り組みの中で生み出された郷土料理や、現地の人とのコミュニケーションを通じて、信州大学が行った地域活性化の取り組みを体験することができた。

TJAのプラットフォームを活用し、高雄科技大学と信州大学は「学生間の交流」「地域活性化事例の共有」「新しい関係構築」を実現することができた。今後もTJAのプラットフォームを活用し、双方にとり有益な情報交換と交流を続ける。

前言
長野縣松本市概況
松本市幾乎位於日本本州島和長野縣正中央,以深厚的教育傳統而聞名。自明治時代初期創立開智學校以來,松本市始終重視教育,大正時期更設立松本高等學校,進一步奠定了其教育文化的基礎。
松本市坐擁壯麗的日本阿爾卑斯山,吸引無數登山愛好者,被譽為「岳都」。此外,此處街頭經常迴蕩悠揚的小提琴樂聲,且為由指揮家小澤征爾命名之「松本音樂節」的舉辦地,因而也被稱為「樂都」。松本市當局自古以來崇尚教育,重視學生,居民熱衷討論學術議題,展現出進取精神,因而獲得「學都」的美譽。基於這三大特點,松本市被合稱為「三學都」——岳都、樂都與學都(資料來源:松本市官方網站)。 

高雄科技大學與信州大學的交流
高雄科技大學與信州大學的合作始於2018年的資訊交流會。此後,雙方進一步深化合作,並簽署了國際學術交流合作備忘錄(MoU)。兩校以全球教育與合作中心(Center for Global Education and Collaboration,GEC)及大學參與推廣室(UE室)作為聯繫窗口,充分利用TJA平台,圍繞「地方創生」、「區域活化」、「社會實踐」及「人才培育」等主題持續展開交流合作。

はじめに
長野県松本市の概要
松本市は、日本の本州及び長野県のほぼ中央に位置している。松本市は伝統的に教育を尊重する気風が強く、明治初年の開智学校の開校に始まり、大正期には松本高校が招致された。
日本アルプスを擁して多くのアルピニストを迎える『岳都』、まちかどにバイオリンの調べを聴く街、セイジ・オザワ 松本フェスティバルの街『楽都』、古くから学問を尊び、学生を大事にする都、進取で議論好きの市民気質から『学都』。「『三ガク都』まつもと」~岳都・楽都・学都~と呼ばれている(出典:松本市 公式ホームページより)。

高雄科技大学と信州大学との交流
信州大学と高雄科技大学は、2018年に各校の情報交換会を行ったことをきっかけに交流を深め、国際学術交流協定MoUを締結した。以降はGEC(Center for Global Education and Collaboration)、UE室を窓口としTJAのプラットフォームを通じて、「地方創生」「地域活性」「社会実践」「人材育成」などをテーマに交流を続けている。

1. 松本市實地考察與小組討論
2024年8月23日(週五),來自高雄科技大學的5名成員與信州大學參與「ENGINE計畫」(由文部科學省推動之「由大學主導的地方創生人才教育計畫建構事業」)的5名師生(包括2名教師與3名學生)共同在松本市區進行了一場實地考察活動。眾人首先參觀松本市立博物館,深入了解松本市的歷史和文化背景。

・ENGINE計畫官方網站:https://engine-prgm.shinshu-u.ac.jp/

1.松本市におけるフィールドワーク・グループディスカッション
2024年8月23日(金)、高雄科技大学5名と、信州大学が取り組む人材創出プログラム「ENGINE(文部科学省『大学による地方創生人材教育プログラム構築事業』)」に参加する学生信州大学5名(教員2名・学生3名)にて、松本市内でフィールドワークを実施した。フィールドワークでは初めに松本市立博物館を訪れ、松本市の歴史や文化について学んだ。

・ENGINE Webサイト・・・https://engine-prgm.shinshu-u.ac.jp/

圖:參觀松本市立博物館的情景
圖:松本市立博物館 見学の風景

松本市博物館於1906年9月21日開館,已有超過 100 年歷史。隨著時間推移,博物館的名稱和地點也隨之有所變化。於2023年10月,博物館搬遷至現在位置的新館,並作為「松本市整體博物館」的核心設施重新開館。館內收藏超過 11萬件珍貴藏品,其中包括三項國家級重要有形民俗文化財,如重要文化財「孔雀文磬」、「七夕人偶」、「民間信仰資料」和「農具」藏品(資料來源:松本市立博物館官方網站)。

・松本市立博物館官方網站:https://matsumoto-city-museum.jp/

參觀松本市立博物館後,學生們組成日台混合小組,在松本市的市區內進行實地考察。在實地考察的過程中,信州大學的學生們請高雄科技大學的學生以「松本市的價值」為主旨,記錄相關心得。在實地考察的過程中,學生們觀察了被豐富的自然環境包圍的街景,其中也包括被認定為國寶的松本城和四柱神社、雄偉的山脈和美麗的河流。他們也在觀光景點和商店街與當地居民交流。

松本市立博物館は1906(明治39)年9月21日に開館し、100年以上の歴史を誇る博物館である。時代とともに名称や所在地の変更を繰り返し、2023(令和5)年10月、「松本まるごと博物館」の基幹施設として現在地に移転新築し開館した。重要文化財「孔雀文磬(くじゃくもんけい)」や「七夕人形」、「民間信仰資料」、「農耕用具」コレクションといった3件の国重要有形民俗文化財をはじめ、約11万点を超える貴重な資料を収蔵している(出典:松本市立博物館 公式ホームページより)。

・松本市立博物館 Webサイト・・・https://matsumoto-city-museum.jp/

松本市立博物館を訪問した後、学生たちは日台混成グループを作り、松本市内でフィールドワークを行った。フィールドワークを行うにあたり、信州大学の学生から高雄科技大学の学生に対して「松本市の価値」をメモするように伝えた。学生たちはフィールドワークの中で、国宝 松本城や四柱神社、雄大な山と美しい河川など豊かな自然に囲まれた街並みを視察した。また観光名所や商店街では、現地の人とのコミュニケーションを行った。

圖:於松本市市區內進行的實地考察情景
圖:松本市内 フィールドワークの風景

完成對松本市市區的實地考察後,學生們移動到信州大學松本校區,就考察中從台灣和日本視角觀察到的「松本市的價值」進行交流與討論。台灣學生對於松本市整潔的市容印象深刻,特別提到街道與河川之間設置的護欄,不僅考慮到安全,也巧妙地融入自然環境,展現了精妙的城市設計。另一方面,日本的學生們則透過實地考察,重新認識到松本市深厚的文化底蘊,對自己生活的城市有了更多新的發現與認同。

松本市内でのフィールドワークを終えた後、学生たちは信州大学 松本キャンパスへ移動した。松本市内のフィールドワークを通じて感じた、台湾と日本の視点から見た「松本市の価値」について意見を交換した。台湾の学生はゴミが少ない松本市の美しい街並みや、道と河川の間に設けられたガードレールにより安全への配慮と自然との触れ合いが両立した街の設計に感銘を受けた。また日本の学生はフィールドワークを通じて松本市が持つ文化的な魅力を再認識した。

圖:於信州大學松本校區進行的小組討論情景
圖:信州大学松本キャンパス グループディスカッションの風景

小組討論結束後,學生發表討論成果。當天,適逢文部科學省相關計畫負責人來訪信州大學,學生得以在多元化的聽眾面前展示他們的觀察與見解,聽眾包括信州大學的教師和其他來賓。成果發表是以日語和英語進行,並由信州大學國際部提供即時口譯。

透過本次文化交流,學生們從多種視角探討了松本市的價值,同時也學習到如何整合源自不同文化背景的觀點,並在意見交流的過程中形成共識。這次經驗讓學生們對跨文化合作有了實踐的機會和更深的體會。

グループディスカッションを終え、学生たちはワークの成果を発表した。当日は文部科学省の担当者が信州大学を訪れており、学生たちは信州大学の教員を含め多様な人たちの前でプレゼンテーションを行う機会を得ることができた。発表は日本語と英語で行われ、信州大学の国際部による通訳のサポートを受けた。

学生たちは異文化コミュニケーションを通じて多角的な視点から街の価値について考察し、また異なる価値観をまとめて合意形成をする経験をすることができた。

圖:學生成果發表情景
圖:学生による成果発表の風景

2. 信州百年企業創造企劃相關區域活化實施現場的實地考察
2024年8月24日(週六),高雄科技大學訪問團參觀了與信州大學的實踐型終身學習計畫「信州百年企業創造企劃」相關的區域活化實施現場,深入了解該計畫如何促進地方活化。一行人首先來到「道之驛(休息站)中條」。為了促進道之驛中條活化,當地的管理業者BJ株式會社於2022年參與該項企劃。透過該項企劃,成功將地方鄉土料理「OBUKKO」商品化,如今這道料理已成為道之驛中條餐廳招牌菜餚,深受遊客喜愛。高雄科技大學的訪問團也品嘗了「OBUKKO」,並與設施管理業者進行意見交流,深入了解了道之驛中條在區域活化中的重要角色,以及信州大學在此過程中所發揮的支援作用。

・信州百年企業創造企劃官方網站:https://shinshu-100y.shinshu-u.ac.jp/
・道之驛中條官方網站:https://michinoekinakajo.eternal-story.com/

2.信州100年企業創出プログラムで地域活性化へ取り組んだ現場のフィールドワーク
2024年8月24日(土)、信州大学が取り組む実践型リカレント学習プログラム「信州100年企業創出プログラム」で地域活性化へ取り組んだ現場を訪問した。最初に「道の駅中条」を訪問した。道の駅中条を活性化するために2022年に指定管理業者である株式会社BJはプログラムへ参加した。プログラムを通じて地域の郷土料理である「おぶっこ(OBUKKO)」を製品化し、現在では道の駅中条における食堂の人気№1メニューとなり多くの観光客に親しまれている。高雄科技大学の5名は「おぶっこ(OBUKKO)」を試食し、施設管理者との意見交換を行った。道の駅中条が地域の活性化へ貢献していることと信州大学の取り組みが道の駅中条の活性化へ貢献したことを体験した。

・信州100年企業創出プログラム Webサイト・・・https://shinshu-100y.shinshu-u.ac.jp/
・道の駅中条 Webサイト・・・https://michinoekinakajo.eternal-story.com/

圖:於道之驛中條進行的實地考察情景
圖:道の駅中条 フィールドワークの風景

訪問團最後一站是生坂村,參觀由「信州百年企業創造企劃」推進的區域活化專案,「生坂村創造之森計畫」。當天訪問團參加了該計畫的開幕典禮。生坂村於2022年6月26日發表了「零碳城市宣言」,並於2023年4月28日被環境省選定為「脫碳先行地區」。目前生坂村正致力於推廣「離網房屋」,努力實現可持續發展的生活方式,目標成為環境友好的示範社區。典禮結束後,訪問團與計畫負責人進行了深入交流,並從中獲得了許多關於區域活化的寶貴見解。

最後に訪問した生坂村では、信州100年企業創出プログラムに参加した人材が「いくさか『創造の森』プロジェクト」と名付けた地域活性化の取り組みを進めており、当日は地域活性化プロジェクトのオープニングセレモニーに参加した。生坂村は令和4年6月26日に「生坂ゼロカーボンシティ宣言」を行い、令和5年4月28日に環境省 脱炭素先行地域に採択されている。現在は「オフグリッドハウス」に注力をしており、環境に配慮したライフスタイルを実践できる先進的な地域として活性化を推進していく計画である。セレモニー終了後に、人材と意見交換を行い、地域活性化に関する有益な知見を得ることができた。

圖:於生坂村進行的實地考察情景
圖:生坂村 フィールドワークの風景

・生坂村創造之森官方網站:https://tabisuruikimono.com/

此次交流活動中,信州大學與高雄科技大學成功促進了學生之間的互動交流,分享了區域活化的成功案例,並進一步建立了新的合作關係。未來雙方將繼續運用TJA平台,共同推廣地方創生,並持續分享及發布相關資訊,為雙方所屬之社會創造更多價值。

・いくさか『創造の森』 Webサイト・・・https://tabisuruikimono.com/

今回、信州大学と高雄科技大学は学生間の交流・地域活性化事例の共有・新しい関係構築を行うことができた。今後もTJAのプラットフォームを活用し、地方創生を推進し、情報の共有と発信を続ける。

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