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信州大學USR活動介紹——培育地方產業・地方企業 ~國立暨南國際大學EMBA視察團來訪~

地域産業・地域企業の育成に向けた信州大学USRの活動紹介  ~国立曁南国際大学EMBAの視察受け入れ事例~
近期活動報導 ( 最近の活動レポート )
學校(学校) | 國立大學法人 信州大學 大學社會參與室 作者(著者) | 室長 林 靖人、副室長 藤尾 宗太郎
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本次TJA電子報內容為國立大學法人信州大學(以下簡稱信州大學)大學社會參與室(以下簡稱UE室)於國立暨南國際大學EMBA(Executive Master of Business Administration) 課程(以下簡稱暨南國際大學)來訪之際,向其介紹本校針對培育地方產業・地方企業的USR(University Social Responsibility)活動。

信州大學將USR定義為「透過實踐本校理念與目標,為社會永續發展有所貢獻」。

・信州大學的社會責任(USR報告)
https://www.shinshu-u.ac.jp/social/responsibility/

UE室亦基於此理念,於執行計畫時推動各種USR活動。2024年3月21日(四)至22日(五),接待來自暨南國際大學的教師、在職學生共約30位至本校視察,並為其介紹本校的USR活動。此外,亦拜訪長野縣鹽尻市以及NiKKi Fron株式會社並進行交流,以期拓展、建立友好關係。

今回のTJAニュースでは、国立大学法人信州大学(以下、信州大学) ユニバーシティ・エンゲージメント室(以下UE室)が行った、地域産業・地域企業の育成に向けたUSR(University Social Responsibility)活動を、国立曁南国際大学EMBA(Executive Master of Business Administration) 課程(以下、曁南国際大学)へ紹介した事例について報告する。

信州大学では、USRを「本学の理念や目標の実践を通して、社会の持続的な発展に寄与すること」としている。

・信州大学の社会的責任(USRレポート) ・・・
https://www.shinshu-u.ac.jp/social/responsibility/

UE室においてもこの考えに基づき、ミッション遂行の中で各種USR活動を行っている。2024年3月21日(木)から22日(金)にかけて、曁南国際大学の教員・社会人学生約30名の視察を受け入れ、信州大学が取り組むUSR活動を紹介した。また長野県の塩尻市、及び株式会社NiKKi Fronを訪問し、新たな関係構築へ繋げるために交流の場を設定した。

〈UE室介紹〉
UE室為2020年12月時設置於信州大學之部門,目的是「推行解決地方課題之實踐性教育,並透過總合大學在跨領域進行教育研究所構成之戰略性區域鏈結,為地方社會的發展帶來貢獻」,我們的目標是「大學成為“終生學習、探索的陪跑員”,為促進地方・社會有更好的發展,建立大學與各方共同合作、共同創造的架構」。主要內容包含推動下列事宜: ○1鏈結國內外大學或地方,促進全球在地化的社區活絡 ○2架構地方創生事業,推動地方人才循環 ○3共享並創造新研究・教育・地方合作活動樣態 ○4強化地方與大學品牌關係

[UE室の概要]
UE室は、2020年12月に信州大学に設置された部署である。UE室の目的は「地域課題解決のための実践的教育を展開するとともに,総合大学として多分野にわたる教育研究による戦略的な地域連携を通じて地域社会の発展に貢献すること」であり、「大学が "生涯にわたる学び・探究の伴走者"となり、よりよい地域・社会の発展を担うために、大学と皆様の協働・協創の仕組みを構築する」を目指している。主業務として「①国内外の大学又は地域と連携したグローカルな地域活性化事業に関すること」、「②地域の人材循環を生み出す地方創生事業の構築に関すること」、「➂新しい研究・教育・地域連携活動様式の創造と共有に関すること」、「④地域と大学のブランド・リレーションの強化に関すること」を推進している。

〈與國立暨南國際大學之交流〉
2018年,信州大學與暨南大學舉行資訊交流會,以此為契機持續互動,並於2019年簽署國際學術交流協定備忘錄。同年設置台日大學聯盟準備會議,UE室成為主要窗口,透過TJA(Taiwan-Japan-Alliance)的平台,以「地方創生」、「活化社區」、「社會實踐」、「人材培育」為主題持續進行交流。

1、暨南國際大學意見交流會・校園參觀
2024年3月21日(四),暨南國際大學教師・在職學生一行共約30名造訪信州大學松本校區。UE室針對「信州百年企業創建計畫」進行介紹,這是由信州大學亦參與其中的「信州百年企業創建計畫聯盟」所推行的實踐型回流學習計畫。此計畫旨在培育地方產業・地方企業,以大學回流學習為主軸,為「於都市・大企業有工作經驗之人才」與「長野縣的中小企業」進行媒合。因有望解決日本的兩大課題:「緩解首都圏人口過度集中」、「振興地方都市經濟」,因此在日本國內備受矚目。台灣與日本同樣面臨「少子高齡化」、「鄉村人口外移」、「都市與鄉村的經濟差距」之社會問題,因此台灣對此計畫也相當關切。此計畫為信州大學USR活動的一部分,向暨南國際大學介紹後,台方也針對細節提出問題,交流相當熱烈。

[国立曁南国際大学との交流]
信州大学と曁南国際大学は、2018年に両校の情報交換会を行ったことをきっかけに交流を深め、2019年に国際学術交流協定MoUを締結した。同年、日台大学連盟準備会議が設置され、以降はUE室を主な窓口としTJA(Taiwan-Japan-Alliance)のプラットフォームを通じて、「地方創生」「地域活性」「社会実践」「人材育成」などをテーマに交流を続けている。

「1.曁南国際大学との意見交換会・校内見学」
2024年3月21日(木)、曁南国際大学の教員・社会人学生約30名が信州大学松本キャンパスを訪問した。UE室より、信州大学を含む信州100年企業創出プロジェクトコンソーシアムで推進する実践型リカレント学習プログラムである「信州100年企業創出プログラム」を紹介した。本プログラムは地域産業・地域企業の育成を目的に「都市圏・大企業で働いた経験がある人材」と「長野県の中小企業」を、大学のリカレント学習を軸にマッチングするプログラムである。日本全体における課題である「首都圏への人口一極集中の緩和」「地方都市の経済活性化」を実現するプログラムとして国内で高い注目を集めている。日本と同様に「少子高齢化」「地方都市の人口流出」「都市部と農村部の経済格差」を社会課題として抱える台湾からも注目をされている。信州大学が取り組むUSR活動の一環として紹介し、曁南国際大学側からも活動に対する詳細について質問を頂くなど、闊達な意見交換が行われた。

圖:於信州大學舉行意見交流會
圖:信州大学における意見交換会の風景

・信州百年企業創建計畫 官網・・・https://shinshu-100y.shinshu-u.ac.jp/
・はたらきまなび(在職學習)Regional
報名網址・・・https://regionallearning.jp/gaiyo/toyama/

・信州100年企業創出プログラム Webサイト ・・・https://shinshu-100y.shinshu-u.ac.jp/
・はたらきまなびRegional[エントリーサイト] ・・・https://regionallearning.jp/gaiyo/toyama/

意見交流會結束後參觀信州大學松本校區的「自然科學館」及「附屬圖書館」,介紹本校特色。

意見交換会の後、信州大学松本キャンパス内の「自然科学館」「附属図書館」を見学し、曁南国際大学の参加者に対して本学の特色について説明を行った。

圖:參觀信州大學自然科學館
圖:信州大学 自然科学館 見学の風景

信州大學自然科學館共有40萬件植物標本,同時也與國立科學博物館合作,登錄為國際資料庫。此外,自然科學館擁有日本國內最多的岩雷鳥剝製標本,並將典藏的高山植物標本活用於基因解析研究。

信州大學 自然科學館網址・・・https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/museum/

信州大学自然科学館で所有する約40万点の植物標本は、国立科学博物館と連携し国際的なデータベースに登録されている。また国内でも類を見ない標本数を誇る雷鳥の剥製や高山植物標本を遺伝子解析研究に活用している事例も紹介した。

・信州大学 自然科学館 Webサイト ・・・https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/museum/

圖:參觀信州大學附屬圖書館
圖:信州大学 附属図書館 見学の風景

參觀自然科學館之後,前往同樣位於信州大學松本校區內附屬圖書館參觀。信州大學附屬圖書館為教育・研究之學術基礎組織,其理念為「學生學習支援」、「提供學術資訊」、「人類心智活動的積累與訊息傳遞」、「國際交流」及「深根在地的文化振興」。

・信州大學附屬圖書館網址・・・https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/

2、鹽尻市進行意見交流・田野調查
拜訪信州大學後,前往鹽尻市造訪信州大學所推動之地方產業培育的相關企業。鹽尻市與信州大學簽署合作協定,發展以葡萄酒為主的地方品牌,合作至今約二十年,鹽尻現已成為葡萄酒重要產地之一。鹽尻的市民活動相當活躍,此次也造訪市民活動據點的市民交流中心「ENPARK」,並於此舉行意見交流會,針對地方產業之培育進行踴躍的討論,且與鹽尻市的百瀬敬市長晤談。拜訪「ENPARK」之後,為了更進一步了解鹽尻市,前往代表鹽尻市的葡萄酒莊進行田野調查。

自然科学館を見学した後、信州大学松本キャンパス内にある附属図書館を見学した。信州大学附属図書館は、教育・研究の学術基盤組織として「学生の学習支援」「学術情報の提供」「人類の知的活動の蓄積と発信」「国際交流」「地域に根差した文化の振興」を理念としている。

・信州大学 附属図書館 Webサイト ・・・https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/

「2.塩尻市での意見交換会・フィールドワーク」
信州大学を訪問した後、信州大学が携わる地域産業の育成の取り組みについて紹介すべく、塩尻市を訪問した。塩尻市は信州大学との連携協定を締結しており、ワインを中心とした地域ブランドの創出で20年来協働し、一大産地として成長している。また、市民活動も盛んであり、今回の視察では、その拠点となっている市民交流センター「えんぱーく」において、塩尻市との意見交換会及び塩尻市長・百瀬敬氏との交流会を実施した。意見交換会では地域産業の育成に関する闊達な意見交換が行われた。「えんぱーく」を訪問後、塩尻市への理解を深めて頂くべく、塩尻市の特徴であるワイナリーにてフィールドワークを実施した。

圖:鹽尻市舉行意見交流會
圖:塩尻市における意見交換会及び交流会の風景
圖:鹽尻市舉行意見交流會
圖:塩尻市における意見交換会及び交流会の風景

・鹽尻市市民交流中心「ENPARK」官網 ・・・https://enpark.info/

・塩尻市市民交流センター 「えんぱーく」 Webサイト ・・・https://enpark.info/

圖:前往鹽尻市葡萄酒莊進行田野調查
圖:塩尻市にあるワイナリーでのフィールドワークの風景

所拜訪的酒莊名為「Sun Sun Winery」,經過評估後認為可以實現環保及永續性的振興,於是將耕作放棄地改建為葡萄酒莊。

・Sun Sun Winery 官網 ・・・https://sun-vision.or.jp/sunsunwinery/

3、NiKKi Fron株式會社意見交流會暨工廠參觀
2024年3月22日(五)拜訪NiKKi Fron株式會社。NiKKi Fron與信州大學進行產學合作,以此為契機轉變業務型態後持續成長,並為了追求更上一層樓的發展,參加了「信州百年企業創建計畫」。NiKKi Fron為半導體及汽車產業提供氟樹脂、纖維強化塑膠等先進材料、加工零件以及機械裝置之公司,業務遍及全球。公司內有透過創建計畫媒合而來的人才,與信州大學淵源頗深。

當天由春日孝之董事長介紹企業理念、歷史、業務內容後參觀了工廠。NiKKi Fron職員回饋「在交流過程中有所收穫」,也讓暨南國際大學實際體驗本校所致力的USR活動。

フィールドワークで訪問をした「サンサンワイナリー」。地域の環境保全と振興を持続的に実現できると考え、荒れ果てた耕作放棄地をワイナリーにした歴史を持つ。

・サンサンワイナリー Webサイト ・・・https://sun-vision.or.jp/sunsunwinery/

「3.株式会社NiKKi Fronとの意見交換会及び工場見学」
2024年3月22日(金)、長野市にある株式会社NiKKi Fronを訪問した。当企業は信州大学との産学連携がきっかけで業態変換をし、成長を続けてきた。そして、さらなる成長を目指して、「信州100年企業創出プログラム」に参加した企業である。半導体産業、自動車産業の両分野にフッ素樹脂や繊維強化プラスチックといった最先端の素材や加工部品、そして機械装置を提供するメーカーとしてグローバルにビジネスを展開しており、その中で、同プログラムでマッチングした人材が活躍しているなど、信州大学とも深い繋がりを持つ。

当日は代表取締役社長・春日孝之氏より企業の理念・歴史・事業内容について説明を頂いた後、同社の工場見学を実施した。NiKKi Fronの社員からも「有意義な意見交換が出来た」との言葉を頂くことができ、また曁南国際大学へも本学が取り組むUSR活動を体感して頂くことができた。

圖:與NiKKi Front株式會社交流、參觀工廠
圖:株式会社NiKKi Fronにおける交流及び工場見学の風景
圖:與NiKKi Front株式會社交流、參觀工廠
圖:株式会社NiKKi Fronにおける交流及び工場見学の風景

・NiKKi Fron 株式會社官網・・・https://www.nikkifron.com/

UE室今後也將透過培育地方產業・地方企業推動信州大學USR活動,也會持續於TJA平台發佈訊息。

株式会社NiKKi Fron Webサイト ・・・https://www.nikkifron.com/

今後もUE室は、地域産業・地域企業の育成を通じ、信州大学のUSRの活動を推進し、TJAのプラットフォームを通じて情報の発信を続ける。

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