日本

透過社區導向學習實現之大學社會貢獻

地域連携型教育を通じた大学の社会貢献
方案推動與歷程分享 ( プログラム&プロセス紹介 )
學校(学校) | 龍谷大學政策學部、地域協働綜合中心實踐型教育規劃師(龍谷大学政策学部・地域協働総合センター 実践型教育プランナー) 作者(著者) | 櫻井茜(櫻井あかね)
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社區公共人材培育與主動式學習
龍谷大學是一所私立大學,源起於1639年京都西本願寺的學寮(僧侶修習之處)。這所綜合大學分為京都(深草、大宮)與滋賀(瀨田)3個校區,有9個學部、1個短期大學部、10個研究科,約2萬人在此就學。學部有文學部、經濟學部、經營學部、法學部、理工學部、社會學部、政策學部、國際學部及農學部。本篇要介紹的是政策學部的案例。

地域公共人材の育成とアクティブラーニング
龍谷大学は、1639年に京都・西本願寺に設けられた学寮に始まる私立大学です。京都(深草・大宮)と滋賀(瀬田)の3キャンパスに、9学部・1短期大学部・10研究科を擁する総合大学で約2万人が学んでいます。学部は、文学部、経済学部、経営学部、法学部、理工学部、社会学部、政策学部、国際 学部、農学部があります。その中から今回は、政策学部の取り組みを紹介します。

政策學部與政策學研究科,都創始於2011年,大學部與研究所同時成立。從創設當時就著重於培養社區公共人材,目的在於透過解決以社會課題為目的的主動式學習,以及社區導向學習(Community based learning, CBL)等實踐式學習,培養起與社會上各種人合作、解決課題的能力。

政策学部と政策学研究科は、2011年、学部と大学院の同時開設で設置されました。創設時から重点をおいてきたのは、社会課題解決型のアクティブラーニングや地域連携型教育=Community based learning(CBL)という実践的な学びで、社会の様々な人と連携しながら課題解決に当たることができる地域公共人材を育てることを目標としています。

為了透過大學校際合作來培育社區公共人材,我們與京都府內設有政策相關學部的9所大學,以及地方政府、非營利組織、經濟團體,共同依照歐洲資歷架構(European Qualifications Framework)建構起「社區公共政策管理師(Certified Manager of Public Policy)」證照制度之架構,並持續運用。這是一種由第三方機構提供社會認證的證照制度,負責認證的是一般財團法人社區公共人材開發機構。

大学間連携で地域公共人材を育成するために、京都府内にある政策系の学部をもつ9つの大学と、地方自治体、非営利活動団体、経済団体で、欧州資格フレームワーク(European Qualifications Framework)に準拠した「地域公共政策士」資格制度のフレームワークを構築・運用してきました。第三者機関によって社会的認証を受ける資格制度で、認証は一般財団法人地域公共人材開発機構が担っています。

在取得「社區公共政策管理師」證照的教育課程中,將主動式學習定位成重點內容,政策學部推出了8個正課科目及1個課外計畫。學生一方面跟各部門(地方政府、企業、居民)協作,並透過主動式學習逐漸培養出對社會課題的實用知識、技巧、能力。從「地球環境」這種全球性觀點,到「社區」這個在地觀點,學生得以從多面向掌握社會課題,融合各種學門,從中思考具體解決方案。

「地域公共政策士」資格を取得する教育プログラムの中で、アクティブラーニングをキラーコンテンツとして位置づけて、政策学部では8つの正課科目と1つの課外プログラムを展開しています。学生は様々なセクター(自治体・企業・市民)と協働しながら、アクティブラーニングを通して社会課題に対する実践的な知識、スキル、能力を身につけていきます。地球環境というグローバルな視点から地域というローカルな視点まで、学生は多面的に社会課題を捉えて、学問分野を重ねあわせながら具体的な解決方法を考えます。

嘗試解決京都府北部課題之社區導向型教育
在這裡容我花一些篇幅介紹京都府面臨的社會課題。京都是個擁有許多神社佛寺的觀光區,也是知名的文教大學城,但大部分的人、物、資金都僅集中於京都府南部,北部正面臨著空洞化的危機。以大學為例,有46所大學集中在位於京都府南部的京都市內,北部僅有1所大學。因此,住在北部的高中生,一畢業就得離鄉到都會區升學或就職, 年輕世代人口有減無增。北部多為農村地帶,各種問題堆積如山,例如少子高齡化、人口減少、從農人口不足、產業衰退等。類似的情況不僅在京都府,也出現在日本全國各鄉鎮。

京都府北部の課題解決をめざす地域連携型教育
ここで少し、京都府の社会課題についてお話します。京都は神社仏閣がある観光地として、または大学の町として有名ですが、人・物・資金が京都府内の南部にだけ集積し、北部は空洞化しているという問題を抱えています。大学でみると、京都府南部の京都市内に46大学が集まり、北部には1大学しかありません。そのため、北部に住む高校生は卒業するとふるさとを離れて都市部に進学・就職し、若年層の人口は減るばかりです。農村地である北部には、少子高齢化、人口減少、農業の担い手不足、産業衰退など様々な問題が山積している状況です。このような状況は京都府に限ったことではなく、日本全国の市町村でみられます。

長期以來,龍谷大學政策學部及府內合作的大學戮力推動「社區公共政策管理師」證照制度,為了解決上述課題,我們以京都府北部為中心,在多點實施了以解決課題為目標之社區導向型教育。課程主題十分多元,包括環保型農業、社區防災總體營造、文化傳承、居民協作、高齡者社會福利等。

「地域公共政策士」資格制度を進めてきた龍谷大学政策学部と府内の連携大学では、上記の課題を解決するために、京都府北部を中心とする複数の地域で、課題解決をめざした地域連携型教育を実施してきました。テーマは環境保全型農業、防災のまちづくり、文化伝承、市民協働、高齢者の福祉など多岐にわたります。

圖:防災主題工作坊
圖:防災をテーマにしたワークショップ
圖:鄉土特色餐飲製作
圖:郷土料理づくり

保護瀕危物種日本大龍蝨的環保型農業
在此介紹其中一個實踐案例——針對環保型農業的嘗試。這是「南京專案」在京都府京丹後市大宮町三重、森本地區實施的社區導向學習計畫。京丹後市是位於京都府北端的行政區,人口約5萬4千人,由於高齡化率超過35%,主要產業之一的農業繼承者不足及人口外流的問題日趨嚴重。2015年起,學生與教員在三重、森本地區展開活動,進行水質、生物調查之後,確認有瀕危物種「日本大龍蝨」棲息於此。學生提議以這種日本大龍蝨作為社區活性化的象徵,將運用維護生物多樣性農法栽培出的米命名為「龍蝨鄉之米」,上市販售。市政府及居民攜手訂定社區活化計畫,以塑造其品牌。

絶滅危惧種のゲンゴロウを守る環境保全型農業
実践事例の一つとして、環境保全型農業の取り組みを紹介しましょう。これは、京都府京丹後市大宮町三重・森本地区で「南京プロジェクト」が実施してきた地域連携型教育プログラムです。京丹後市は京都府の北端に位置する人口約5万4千人の自治体で、高齢化率が35%を超えるため、主要産業の一つである農業の後継者不足や過疎が深刻化しています。2015年から学生と教員が市内の三重・森本地区で活動をスタート、水質調査や生き物調査を行ったところ、絶滅危惧種である「ゲンゴロウ」の生息が確認されました。学生は、このゲンゴロウを地域活性化のアイコンとして使うことを提案し、多様な生物を守る農法で栽培した米を「ゲンゴロウ米」と名づけて販売を開始しました。ブランド化を目指して、市役所や住民と力を合わせながら地域活性化プランを策定しています。

正如此例,學生在第一線實作中學習,能夠培養其發想能力、創意及對話能力,逐漸成為足以在社會上發揮己力的社區公共事務人材。龍谷大學今後也將繼續對社區開放,積極讓大學教育、研究成果回饋社區,為解決社區課題盡力,以貢獻社會。

この事例のように、学生が現場で実践的に学ぶことで構想力・創造力・対話力を身につけ、社会で活躍できる地域公共人材に成長していきます。龍谷大学ではこれからも地域に開かれた大学として、大学の教育・研究成果を広く還元し、地域課題解決に向けた取り組みを大学の社会貢献活動として続けていきます。

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