Taiwan

里海與地方創生進行式-卯澳漁村的USR實踐

里海と地方創生の方法-卯澳漁村におけるUSRの実践
專題文章 ( 特集記事 )
學校(学校) | 國立臺灣海洋大學(国立台湾海洋大学) 作者(著者) | 蕭堯仁(蕭堯仁)、高允(高允)、黃㴒絜(黄㴒絜)、李思昀(李思昀)
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◆ 一、人海共存新策略:里海概念的提倡

過去,人與海的關係經常在經濟發展與環境保育兩者間抉擇,直到「里海 (satoumi)」這個概念的提出,才為人海的相處及共生提出新的策略。什麼是里海呢?里海是1998年,由日本學者柳哲雄(Tetsuo Yanagi)所提出,里海精神強調人類生活與海洋交互結合產生的文化風貌,重新思考人與海的關係,指出須透過人為手段介入管理,使在地漁業資源及生物多樣性得以恢復,讓海洋資源達到永續利用。

◆ 一、人と海の共存新戦略:里海概念の提唱

かつて、人と海の関係は、常に経済発展か環境保護かという選択だったが、「里海」という概念が登場したことで、人と海の共存、共生という新たな戦略が提示された。里海とは何か?里海は、1998年に日本の学者、柳哲雄が提唱したもので、人類の暮らしと海洋の結びつきが生み出す文化の様相を強調するものである。人と海の関係を改めて考え、人為的な手段を通して管理することで、地元の漁業資源と生物多様性を回復させ、海洋資源の持続可能な利用へと導くものである。

◆ 二、卯澳漁村作為里海推展場域的資源

新北市貢寮區的卯澳社區是臺灣東北角沿海的一處漁村,當地主要生產活動為養殖及捕撈漁業,居民多以採捕藻類、貝類及捕魚維生。卯澳灣因有三條溪水流貫入海,為下游至出海口生態系提供營養鹽的來源,因此有豐富的基礎生產力,是魚、蝦、貝類及海菜繁殖的良好場所。此外,卯澳灣還擁有稱作「海洋熱帶雨林」的珊瑚礁生態,造就當地豐富的海洋資源與生物多樣性。

◆ 二、フィールドのリソースを使い、卯澳漁村を里海として展開

新北市貢寮区の卯澳コミュニティは、台湾の東北角にある海沿いの漁村である。現地では、養殖や魚の捕獲漁業を主要な生産活動とし、住民の多くは藻類、貝類、漁労で生計を立てている。卯澳湾は、3本の川が海に流れ込み、川の下流や河口の生態系への栄養塩の供給源となっているため、豊富な基礎生産力があり、魚やエビ、貝類、海藻が豊かに繁殖する良質な場所となっている。このほか、卯澳湾は「海洋の熱帯雨林」と呼ばれる珊瑚礁の生態を有し、豊かな海洋資源と生物多様性がある。

臺灣四面環海,漁村遍佈,是為建構里海場域的理想之處。尤其沿海地區被認為是由人類和生態元素緊密連結且密切互動所組成的社會生態系統(Socio-Ecological System, SES),提供大量供給服務、調節文化生態系統,維持當地的生計及糧食安全,為人類福祉提供多樣性的貢獻。為能永續管理沿海的SES,希望透過大學社會責任(USR)的協助,重新思考貢寮沿海地區SES相互關係的範圍,以及相關的文化意涵、價值、定義、知識與實踐,並有效地運用傳統在地知識(Traditional and Local Knowledge, TLK),促進卯澳里海的創生。

台湾は四方を海に囲まれ、漁村があまねく分布しており、里海のフィールドを構築するのに理想的な場所である。特に沿岸地域では、人類と生態学的な要素の結びつきが緊密であり、密接な相互関係を持った社会生態システム(Socio-Ecological System, SES)が構成されている。そこでは、大量の供給や文化生態システムの調整がなされ、現地の暮らしや食料の安全を維持することによって、人類の福祉に対する多様な貢献がなされている。沿岸地域を持続可能に管理することが可能な社会生態システム(SES)とするために、大学の社会的責任(USR)のサポートを通して、貢寮沿岸地区におけるSESの相互関係の範囲を再考する。そして、USRを通して、関連する文化の内実、価値、定義、知識、実践を見直し、地元にある伝統的知識(Traditional and Local Knowledge, TLK)を効果的に生かすことで、卯澳における里海の再生を促進することが期待される。

卯澳社區的居民生活單純且多具備農漁業知識,善用地方海洋及山林資源,過著自給自足的生活。早期社區家戶後方有梯田,可耕米種菜,門前有海,可撒網捕魚採海菜,到當地還可以看見用漁村特色建築石頭厝砌成的碾米廠。居民還會砍木材賣給附近水湳洞的礦場當枕木,且到現在也仍有多數居民堅持使用當地天然純淨水質的溪水,可見社區居民對地方的土地及自然資源有相當的瞭解,充分運用在地農漁村資源,且在不耗盡的前提下,取用足以應付生活所需的物資。

卯澳コミュニティの住民の生活はシンプルで、農漁業に関する多くの知識を持ち、地元の海や山の資源を上手に使い、自給自足の生活を続けている。かつてのコミュニティには、家の後方に棚田があり、米や野菜を栽培し、門前には海があり、網を打って魚を採ったり、海藻を集めたりした。この場所に来ると、漁村に特徴的な石造りの建物や石積みの精米所が見られる。さらに、住民は木を切り、近くの水湳洞の鉱山に枕木として売っていた。また、今でも多くの住民が、水質の優れた地元の自然の川の水を使っている。ここから分かるのは、コミュニティの人々が地元の土地や自然資源について充分に理解し、地元の農漁村の資源をうまく生かし、使い尽くさないことを前提に、暮らしに必要なだけの物資を手に入れていたということである。

◆ 三、大學社會責任量能輸入漁村社區

在面對全球氣候暨還境的變遷,卯澳社區致力於漁村轉型,期望對當地海洋資源與生態環境建立更完善的管理模式,發展具有環境永續意識的觀光產業,將當地海洋資源有效且有限地利用;並整合漁村傳統地方知識(TLK)及利用科學方法,確保自然與產業的和諧共存。為此,海洋大學的USR團隊進入卯澳漁村幫助培力,盤點在地資源及評估當地社會與生態系統條件,並以社區居民為對象,以森川里海、漁村文化、潮間帶、珊瑚礁生態、生物多樣性為主軸,導入海洋環境教育課程,協助發展里海意識,形塑漁村永續發展的核心價值。在獲取海洋及環境教育知識後,社區居民也付諸行動,自主進行水質檢測,關心珊瑚礁白化、海菜減少問題,實踐里海資源永續、人海共生的精神。

◆ 三、大学社会的責任のエネルギーを漁村コミュニティに取り入れる

地球規模の気候・環境変動に直面する中、卯澳コミュニティは漁村改革に取り組んでいる。地域の海洋資源と生態環境のよりよい管理モデルを確立し、環境的に持続可能な観光産業を発展させ、地域の海洋資源を有効かつ限定的に活用し、漁村の伝統的知識(TLK)と科学的な手法で、自然と産業の調和の取れた共存を確保することを目指している。 このため、海洋大学のUSRチームは卯澳漁村に入り生活力の向上をサポートし、地域の資源の見直しや、地域社会と生態システムの条件への評価を行った。また、コミュニティの住民を対象とし、森・川・里海、漁村文化、潮間帯、珊瑚礁生態系、生物多様性を軸に据えて、海洋環境教育カリキュラムを導入し、里海という意識の啓発をサポートし、漁村の持続可能な発展というコアバリューを形成した。海洋や環境に関する教育的な知識を習得した後は、コミュニティの住民にもアクションを起こしてもらった。すなわち、自主的な水質検査を実施し、サンゴの白化現象や海藻類の減少に関心を持ち、里海資源の持続可能性と人と海の共生というポリシーを実践した。

海大團隊協同卯澳社區發展協會對內舉辦環教工作坊,積極推動社區環境教育行動;對外則結合社區的「里海學堂」宣導海洋環境教育,培訓在地產業暨文史的導覽、展示沿海村落特色文化、設計創意手作等系列活動,來保存並推廣當地的漁村文化。除了開設大學部海洋永續課程讓學生認識里海,海大教師也帶領學子實際走入社區,結同居民檢索地方資源、體驗社區走讀導覽、建立在地海洋文史資料庫、舉辦淨溪活動,增進學生對當地漁村文化及產業的認識;並利用社區活動中心閒置空間,協助設計卯澳直售所與里海學堂的空間,透過蒐集漁村特色素材、製作海洋環境教育與食魚教育課程教材、設計漁村特色產品,與社區同心打造人本中心的里海學堂,引導大學以人為本,從在地需求出發,透過人文關懷與協助解決區域問題,善盡社會責任。

海洋大チームは、卯澳コミュニティが対内的に開催する環境教育のワークショップを支援し、コミュニティの環境教育アクションを積極的に後押ししている。対外的には、コミュニティの「里海学堂(里海教室)」と連携して海洋環境教育のPRに取り組み、地場産業と文化や歴史に関するガイドや沿岸部の村の特徴的な文化の展示、独自の手作りに関する活動をデザインし、現地の漁村文化を保存・推進している。また、海洋の持続可能性に関する課程を開設し学生に里海について理解させるだけでなく、教員も学生を率いて実際にコミュニティへ行き、住民とともに地域資源探索を行い、コミュニティを歩いて学ぶガイドを体験したり、地域の海に関する文化や歴史をデータベース化したり、清掃活動を行うことで、地域の漁村文化や産業に対する認識をさらに深めさせた。また、コミュニティ活動センターの空きスペースを利用し、卯澳直売所と里海教室の空間の設計をサポートするほか、漁村に特徴的な素材の収集や、海洋環境教育と魚食教育の課程に用いる教材の作成、漁村ならではの特産品のデザインを通して、コミュニティと一体となって人本位の里海教室を作り上げている。さらに大学に人間本位であることを取り入れ、地域のニーズから出発し、地元の風土を大切にしながら地元の問題解決をサポートし、社会的な責任を果たしていく。

海洋大學的學生透過此次計畫,深入卯澳社區,除了盤點社區里海元素、漁村地景,對當地森川海的循續利用有更深刻的認知外;也在參與社區閒置空間活化設計時,透過與社區交流,更瞭解當地海男、海女的文化。取材海女金蓮奶奶一身下水裝備時,學生們驚嘆地看著那用玻璃與牛角自製的泳鏡,簡單的長袖棉衣棉褲配上手製的面罩,以及簡便的草鞋、掛在腰間的繩網、手套與尖刀,很難想像僅憑這一身「輕裝」,就要潛入約十米深的海,提起吸滿水約三、四十斤的海菜。聽著海女奶奶雲淡風輕地談起做海女的無奈與心酸,夏季水下無處可躲的紫外線、冬日刺寒入骨的海水、在上岸前都存有「無法喘氣」的恐懼,在設計海女文化展區時,學生也對海女工事的辛勞,以及這瀕危產業如何存續展開反思及討論。

海洋大学の学生は、今回のプロジェクトを通して、卯澳コミュニティに深く入り、コミュニティが持つ里海の要素や漁村の景観を把握し、現地の森・川・海の循環的な利用について十分に理解した。このほか、コミュニティの活用されていない空間の活性化に向けたデザインに参加した際には、コミュニティとの交流を通して、現地の海士や海女の文化をさらに理解することができた。海女の金蓮おばあさんが海に入る準備をしているところを調査していた時、学生は、おばあさんがガラスと牛の角を使った自作の水中眼鏡を使い、簡単な綿の長袖長ズボンと手製のマスク、そして草鞋を履き、縄で編んだ網を腰に括り付け、手袋と手刀を持っただけなのに驚いた。こんな「軽装」で深さ10メートルの海に潜り、海水をたっぷり含んだ30~40斤(18キロ~24キロ)の海藻を収穫して上がってくるとはとても想像できなかった。また、海女のおばさんたちが、海女の仕事のどうしようもないことや悲哀を、なんということもなく話すのを聞いたが、夏の海の中は紫外線を避けることができず、冬は骨の髄まで刺すように冷たい海水、岸に上がるまで「息ができない」のではないかという恐怖が語られていた。学生たちは海女文化の展示をデザインする際、海女の仕事の大変さや、絶滅の危機に瀕しているこの産業を、どうすれば存続させることができるかという点を振り返り話し合った。

在做完社區漁村訪談、里海元素及特色資源盤點後,海大學生也親力進入卯澳社區實作,操刀社區活動中心一樓直售所及二樓里海學堂的主視覺與牆面設計,並集思廣益參與漁村特色產品的開發。遊客若來到卯澳社區的活動中心,剛入眼的就是海大學生為社區佈景的卯澳直售所,有介紹社區漁獲特色的海報、販賣明信片的小舖,還有可供遊客打卡拍照的漁村特色手拿版。原本雜亂的閒置空間,在社區居民與學生的合作下,變得乾淨明亮,俏皮有溫度的手繪設計,總讓卯澳的居民倍感溫韾。二樓的里海學堂也在海大師生及在地居民的協力構思下,逐步成形。打上暖黃的燈光,掛上師生共同設計的里海教育背版,社區的耆老們坐在長桌前,才有了漁村社區能做為大眾里海環境教育教室的實感。漁村社區的創生,一路走來並不容易,終於在USR計畫的支持下,讓師生得以走入社區、共連地方,攜手居民走出漁村里海創生的康莊大道。

コミュニティでのインタビューや、里海の要素と特色あるリソースを把握した後、海洋大の学生も直接、卯澳コミュニティで実地の活動を行った。コミュニティ活動センター1階の直売所と2階の里海教室のメインビジュアルと壁面のデザインに取り掛かり、広く知恵を集め、多くの意見を取り入れて漁村の特色ある商品の開発に取り組んだ。行楽客が卯澳コミュニティの活動センターに来ると、すぐに、海洋大の学生がコミュニティのためにデザインした卯澳直売所が目に入る。コミュニティの漁獲の特色を紹介したポスター、はがきを販売する売店、漁村の特色を取入れたSNS用の手持ちパネルもある。もともと雑然としていた空きスペースだったのが、コミュニティの住民と学生の協力により、明るく清潔な空間に生まれ変わり、温かみのある手描きのデザインを取り入れたことで、卯澳の住民も心地よさが倍増した。2階の里海教室も、海洋大の教員と学生が地元の住民と協力して構想を考え、徐々に形にしていった。温かなライトが灯り、教員と学生が共同でデザインした里海教育のバックボードが掛けられ、コミュニティの長老たちが長テーブルの前に腰かけていると、漁村のコミュニティが多くの人たちにとって海里の環境教育を行う教室になっていると実感する。漁村コミュニティの創生を進めることは簡単ではないが、最終的にUSRプロジェクトのサポートの下、教員と学生がコミュニティに入れるようになり、地域と連携して、地元の住民と手を携え、漁村・里海を創生するうえで効果的な道を歩んでいる。

開發卯澳漁村特色產品時,學生也從在地的特產石花菜下手。帶著為什麼石花菜需要經過七泡七曬的繁雜程序,方能製成石花凍飲品的疑惑,跟社區一同展開產品研製的交流。經居民講解,石花菜需七泡七曬,是因應購買者喜好後,最終決定的黃金比例。石花菜若經過較少次的洗曬程序,可以保留較多的營養及膠質,但大多消費者會無法接受做出來石花凍的海腥味。為此,海大學生協同社區一同開發「5、6、7」系列石花凍飲品,除了傳統的七泡七曬,同時研發膠質、營養較多的「五泡五曬」及「六泡六曬」飲品,透過不同口味的比例及功效調配,讓消費者有更多嘗試的選項,打造地方獨一無二的石花凍飲品。

卯澳漁村の特色ある商品を開発している時、学生は地元の特産であるテングサから始めた。テングサは、なぜ7度浸して7度さらす(七泡七曬)という煩雑な作業をしないとテングサゼリードリンクにならないのか、という疑問を抱きながら、コミュニティで一緒になって産品の開発にあたった。住民の説明によると、テングサの「七泡七曬」は、消費者の好みに合わせていくうちに最終的に決まった黄金比率であるそうだ。テングサは、浸してさらす回数がもっと少なければ、より多くの栄養とゼラチン質が残るが、海の生臭さは消えず、消費者の多くは受け付けない。このため、海洋大の学生はコミュニティと共同で「5、6、7」シリーズのテングサゼリードリンクを開発した。伝統的な「七泡七曬」と同時に、ゼラチン質と栄養分を多く含む「五泡五曬」と「六泡六曬」のドリンクをリリースし、味のバランスの違いと効能の調整によって消費者が試すことができる選択肢を増やし、この地域にしかないテングサゼリードリンクを作った。

◆ 四、里海與地方創生-卯澳漁村USR實踐之願景

期望透過社區里海意識的自覺、知識暨海洋環境教育場所的設立以及大學端量能的輸入,完成里海精神之下的「文化傳承」、「產品加值」及「環境教育」,並達到「海洋保育」、「生態旅遊」及「社區參與」等永續發展目標。經由執行卯澳漁村的USR計畫,也讓學生在洞察、詮釋及參與問題過程中,整合相關知識、技術與資源,聚焦在地特色發展所需或未來願景,強化在地連結,促進創新知識的運用與擴散,帶動地方成長動能。

◆ 四、里海と地方創生-卯澳漁村におけるUSR実践の展望

コミュニティの里海に対する自覚、知識・海洋環境教育の場の設立、そして大学側のエネルギーの投入を通じて、里海という精神の下での「文化の継承」、「誠品の付加価値」、「環境教育」という目標を達成させ、「海洋の保全」、「エコツーリズム」、「コミュニティへの参画」という持続可能な開発目標が達成されることが期待される。卯澳漁村におけるUSRプロジェクトの実施を通じて、学生は洞察し、解釈し、そして問題にかかわる過程で、関連知識、技能、リソースを統合し、地域の特色の発展に対するニーズや将来的なビジョンにフォーカスできるようになる。地域との連携が強化され、革新的な知識の運用や拡大が促進され、地方の成長に必要な動的エネルギーをもたらした。

因著卯澳社區得天獨厚的灣澳、漁業文化及海洋生態,開啟社區導覽與漁村特產的行銷,讓卯澳社區成為漁村旅遊的熱門景點,卻也為漁村帶來更多發展的隱憂及問題。凋零的漁村長出新芽,固然是漁村產業及文化保存的喜訊,但大批遊客湧入社區,無論是對漁村環境還是資源都會帶來新的挑戰。面對人類生活對海洋的涉入已是不可逆且是完全無法中止的現狀,社區還是要繼續學習並尋求方法,在能傳承漁村文化又不過度消耗環境資源的前提下,開展人海間的互動,維持社會及生態系統間的動態平衡。人類的生活可以選擇不破壞海洋,若能有限制地使用資源,且在使用資源的同時回饋復育海洋生態,讓海洋有足夠的能量及恢復力,使資源得以永續循環,這正是里海所追尋「明智利用資源,在環境承載量與環境恢復能力限度內使用資源」的核心價值,卯澳社區也正努力向這個願景邁進。

卯澳コミュニティには独特の入江や漁業文化、海洋生態があることから、コミュニティのガイドや漁村の特産品の販売が行われるようになり、卯澳コミュニティは漁村観光の人気スポットになったが、反面、発展したことによる多くの悩みや問題を漁村にもたらすことになった。衰退する漁村に新しい芽が生まれたことは確かに漁村産業や文化の保存にとって良いニュースではある。しかし、大勢の観光客がコミュニティに流れ込むことは、漁村環境と資源の双方にとって新たな難問である。人類の生活が海洋に関わることは、元の状態に戻したり、現状を止めることはまったくできないが、それでもコミュニティは、漁村文化を継承することができ、環境資源を過度に消耗しないという前提の下、人と海の相互的な活動を展開し、社会とエコロジーシステムの間にある動的なバランスを維持していくための学習を継続し方法を探し続ける。人類は、海洋を脅かさないという選択をして暮らすことができる。もし、資源の使用を限定的なものとし、かつ、資源を活用すると同時に海洋の自然環境を回復させるために還元を行なえば、海洋は十分なエネルギーと復元力を備え、資源を持続可能な形で循環させることができる。これこそが、里海が追求するところの「資源を賢く利用し、環境容量と環境の復元能力の範囲内で資源を使う」という核心的な価値であり、卯澳コミュニティもこのビジョンに向かって今まさに進んでいる。

圖:帶領學生進入社區參與淨溪活動,實踐環教行動
圖:学生を率いてコミュニティに入り、清掃活動に参加し、環境教育を実践する
圖:海大師生與卯澳社區交流漁村文化,推展里海環境教育及永續發展精神
圖:海洋大の教員と学生は卯澳コミュニティで漁村文化の交流を行い、里海の環境教育と持続可能な発展という考え方を推進する
圖:海大教師攜手學生一同學習並進行漁村水質檢測
圖:海洋大の教員は学生とともに学習し、漁村における水質検査に取り組む
圖:採訪在地海女金蓮奶奶
圖:地元の海女、金蓮おばあさんを訪ねる
圖:由海大學生設計里海學堂的海女文化展區
圖:海洋大の学生がデザインした里海教室の海女文化展示エリア
圖:由學生親自操刀卯澳直售所的視覺設計
圖:学生が自ら手掛けた卯澳直売所のビジュアルデザイン
圖:師生替卯澳里海學堂掛上解說背版
圖:教員と学生が卯澳里海教室のために解説パネルを掛ける
圖:學生與社區一同開發、設計當地石花凍「5、6、7」系列飲品
圖:学生とコミュニティが、地元産テングサゼリーの「5、6、7」シリーズ飲料を共同で開発・デザインした
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