創造日本最後清流「四萬十川」的嶄新魅力與教育效果 ~高知大學「四萬十河童組」疫情中的對策~
1. 四萬十河童組的緣起與目的
流經高知縣中西部的四萬十川,以未開發的大自然,及有「日本最後清流」之稱的清澈溪水聞名。四萬十川流域的四萬十町有一座「海洋堂河童館」,展示以聞名全日本的河川妖怪「河童」為主題的模型。海洋堂河童館是世界知名模型製造商海洋堂創業者宮脇修,投入私人財力建造而成。海洋堂模型師打造的動漫角色、昆蟲、動物以及魚類等精巧模型,在台灣也曾舉辦展覽,吸引許多民眾欣賞。
逾九十歲高齡的宮脇修表示,現在的孩子老是滑手機,希望有更多孩童能親身體驗四萬十的大自然。為了傳承他的熱情,高知大學地域合作學部公認學生團體「四萬十河童組」於2019年成立。四萬十町為了打造四萬十川的全新魅力,也資助他們活動費用。
1. 四万十かっぱ組の発足と目的
高知県の中西部を流れる四万十川は、手つかずの自然と、その水の清らかさから日本最後の清流として知られている。その中流域にある四万十町には、日本各地に伝わる川の妖怪「かっぱ」をテーマにした造形物を展示する「海洋堂かっぱ館」がある。海洋堂かっぱ館は世界的フィギュアメーカーの海洋堂創業者の宮脇修氏が私財を投じて建てたものである。海洋堂の造形師によるアニメキャラクターや昆虫、動物、魚類などの精巧なフィギュアの展覧会は、台湾でも開催され多くの人を集めた。
既に90歳を過ぎている宮脇氏からの「今の子どもはスマホばかり、この四万十の自然をもっと子どもたちに体感させることはできないか」という熱い想いを受け、2019年に立ち上がったのが高知大学地域協働学部公認学生団体「四万十かっぱ組」である。活動費用は、四万十町が四万十川の新たな魅力創造のためにサポートしている。
2. 疫情中的挑戰
四萬十河童組成立時,僅有一年級生參加,為了體驗四萬十的大自然,他們在海洋堂河童館前的親水區域舉行活動,設置巨大流水素麵裝置,並向在地農家學習,摘取能和孩子們一起吃的野草,炸成天婦羅享用。當他們在構思舉辦第二場活動時,2020年春天,防範新冠疫情實施的封鎖措施,迫使他們打消念頭。
無法進行面對面活動時,成員們多次在線上開會討論,最後想出的企畫,是使用四萬十川沿岸野生的竹子製作水槍,進行飛行距離的比賽。使用水槍可以在與人保持距離下進行活動,參與者在戶外分成小組製作水槍時,也不需待在密閉空間。學生們在疫情趨緩時,前往當地自行切割竹子,在四萬十川的岸邊重複試射,討論出孩子們也能製作及盡興的比賽方式。
他們希望能於2021年暑假執行這項企畫。此時,他們發現雖然有許多網站介紹竹製水槍,卻沒有使用竹製水槍的比賽,於是他們決定將這場大賽取名為「國際大賽」,甚至還設計了大賽海報。然而,活動卻再次因疫情擴大而延期。
團體的初期成員於2022年升上四年級,無法進行活動,現在的三年級生便成為領導人,繼承了學長姐們的未竟之志。他們手持學長姐製作的企畫書,在高知縣廳、高知市役所、教育委員會和高知縣內的各家媒體之間奔走,申請支援與活動合作。為了9月舉辦活動,他們沒日沒夜地進行寄送作業,將海報和傳單分送到高知縣所有小學生的手中。多虧他們的努力,活動開始報名後,民眾蜂擁而至,許多人等待候補。然而,大賽舉行的一個月前,疫情再次擴大。
2. コロナ禍での挑戦
四万十かっぱ組は1年生のみで活動開始したことから、まずは四万十の自然を味わおうと、海洋堂かっぱ館前の親水エリアに巨大そうめん流しを設置。地元農家を師匠に子どもたちと食べられる野草を採取し、天ぷらにして食するイベントを行った。引き続いて第二弾イベントを考えていた矢先の2020年春に、新型コロナウィルスのロックダウンにより断念せざるを得なくなった。
対面での活動ができない中でも、オンラインでミーティングを重ね考え出した企画が四万十川沿いに自生する竹で作る水鉄砲の飛距離競争である。水鉄砲を飛ばすことなら、人との距離を取りながら実施でき、屋外で小グループに分かれて制作するため密になることも少ない。学生たちはコロナの感染状況が落ち着いた時に現地に行き、自分たちで竹を切り出し、四万十川の河原で何度も飛ばして、子どもにも作れて楽しめる競技の検討を重ねた。
2021年は夏休み中の開催に向けて企画を詰めていった。その中で、竹の水鉄砲を紹介するサイトは多くあるが、竹水鉄砲を使った競技会は見当たらないことに気が付いた。そこで思い切って国際大会と銘打つことに決定。大会ポスター案まで出来たところで、またもコロナ感染拡大で延期することとなった。
2022年は初期メンバーが4年になり活動から外れたため、現3年生がリーダーとなり悔しい思いを引き継いだ。学生たちは先輩が作り込んできた企画書を手に、高知県庁や高知市役所、教育委員会、高知県内のマスコミ各社に出向き、後援申請や活動協力をお願いして回った。9月の開催に向け、ポスターとチラシを高知県内の全小学校の児童の手元に届けるべく、学生たちは連日夜を徹しての発送作業に明け暮れた。そのかいあって募集開始すぐに大勢の応募がありキャンセル待ちがあふれることとなった。しかし、大会当日の1か月前に、またも感染が拡大したのである。
3. 對地區的貢獻和學生的成長
不只學生感到失落,一路支持他們的四萬十町職員、當地的合作者、在地高中、海洋堂也有相同的感受。學生們在面對無情的疫情時,更加絞盡腦汁,企畫能力也穩定成長。克服挫折和失敗後,彷彿在呼應學生的熱誠般,越來越多人參與合作。
為了在2023年9月舉行第一屆大會,他們交棒給第三代領導人。今年春天,他們將招募新生,讓下一代繼續成長。
3. 地域への貢献と学生の成長
落胆したのは学生のみではない。彼らをサポートしてきた四万十町職員を始め地域の協力者や地元高校、海洋堂も同じである。学生たちはコロナに翻弄される中で思考を深め、確実に企画力を高めていった。更に挫折や失敗を乗り越えた学生たちの熱い思いに呼応するように支援の輪も強まっていたのである。
2023年9月の第1回大会の実現に向けて、3代目リーダーにバトンが渡された。今春には新1年生を勧誘し、成長は引き継がれていくことだろう。
學生感想
【高知大學地域合作學部三年級 嶋岡正和(四萬十河童組 前代表)】
高知大學地域合作學部公認的學生團體「四萬十河童組」,於2019年開始活動,希望能將四萬十川大自然的魅力傳達給孩子們。為了於2022年9月舉辦第一屆「四萬十川竹水槍國際大賽」,我們與四萬十町町公所和海洋堂的關係人士一同合作與規劃。
我們會聚焦於「竹製水槍」,以「讓大家安全享受四萬十川戲水活動」為概念,使用四萬十町當地的資源「竹子」,彰顯在地魅力,讓大家能在維持社交距離的防疫對策下進行競賽。
其實,我們本來預計在2021年推行此計畫,但受到新冠病毒疫情擴大的影響,計畫必須停辦。2022年,我們埋頭努力到大賽舉行前的最後一刻,結果卻和2021年一樣,因為疫情擴大而喊停。
雖然活動連續兩年停辦,但企畫活動讓我們累積更多經驗。這是我們第一次企畫如此大規模的活動,從製作企畫書、申請媒體和行政機關支援、委託報導、公關等,都由學生主導進行,讓我們累積許多經驗。特別是在疫情中,我們必須透過線上交流,在這樣的狀態下,努力執行企畫到活動舉辦前夕,讓我們獲益良多。
在這次的企畫中,我主要負責分發傳單和海報。我在過程中學習到畢業出社會後的重要三要素:「報告、聯絡、溝通」。我到高知縣內所有的小學、國高中,以及高速公路休息站等人聲鼎沸處發放6萬張傳單與海報,但我在分發前沒有和成員討論。成員得知後,嚴肅地罵了我一頓。這讓我反省自己的行為,學習到只要有些許擔心、不安和不明瞭的事,就要立刻找他人討論,這麼一來,我分發傳單的時間應該會更充裕。後來不限於四萬十河童組的活動,在實習時,我也不再把煩惱悶在心裡,就算是小事,也會與朋友商量。四萬十河童組的活動,讓我知道「報告、聯絡、溝通」這個理所當然的道理有多重要。在未來的人生中,我會牢記這一點。
雖然我們三年級生將從四萬十河童組退休,但為了讓2023年的活動順利舉行,我們希望能繼續幫助學弟妹。由於這是國際大賽,我們也期待台灣學生來共襄盛舉。
学生の感想
【高知大学地域協働学部3年 嶋岡(しまおか)正和(まさかず)(四万十かっぱ組 元代表)】
高知大学地域協働学部公認の学生団体「四万十かっぱ組」は、四万十川の自然の魅力を子どもたちに伝えるために2019年から活動をスタートさせました。これまで「四万十川竹水鉄砲国際大会」として2022年9月の第1回大会開催に向けて四万十町役場や海洋堂の方を始めとする関係者と協働しながら取り組みを進めてきました。
「竹水鉄砲」にフォーカスした理由は「四万十川で安全にみんなが楽しめる川遊び」というコンセプトから、四万十町内の身近な資源である竹を使うことで四万十町内の魅力をアピールできることと、コロナ対策として距離を取って競技ができると考えたからです。
実はこの企画は2021年にも開催に向けて取り組みを進めてきましたが、コロナウィルスの感染拡大の影響により中止となっていました。そして2022年、何とか開催に踏み切ろうと直前まで準備してきましたが、結果的には2021年と同様、感染拡大により中止となったのです。
2年連続の中止とはなりましたが、活動を通して得られた学びは沢山あります。そもそもここまで大きなイベントを企画し活動してきたのは初めてで、企画書の作成からマスコミや行政等への後援申請、報道依頼、広報まで学生が主導となって行うことができたのは大きな経験となりました。特にコロナ禍ということもあってオンラインでやり取りをすることもありましたが、そんな中でも開催の一歩手前までこぎつけた経験は大きなものでした。
私はこの企画の中では、主にチラシ・ポスターの配布を担当しました。そこで「報告・連絡・相談」という卒業後に社会に出る中で大切な3つの要素について一番の学びになりました。チラシ、ポスター約6万枚を県内全域の小中高校と道の駅など人が集まる場所に配布をすることとなったのですが、私は配布開始の直前までメンバーに相談しなかったのです。そのことを知ったメンバーは私のことを真剣に叱ってくれたことを覚えています。少しでも気になることや不安なこと、分からないことがあれば、早めに相談する。そうすることで余裕を持って配布ができたのではないかと反省しています。これ以降は四万十かっぱ組の活動に限らず、実習などでも一人で抱え込まないよう些細なことでも友達に相談するようになりました。当たり前なことを当たり前にできるよう「報告・連絡・相談」の大切さを教えてくれた四万十かっぱ組の活動を忘れずに今後の人生を歩んでいきたいです。
私たち3年生は四万十かっぱ組としては引退となりますが、2023年こそは何とか開催できるよう、引き続き後輩たちと協力できたらと思っています。国際大会なので台湾からのご参加もお待ちしています。